ページの先頭行へ戻る
Interstage Service Integrator V9.6.1 導入ガイド
FUJITSU Software

29.2.3 資源のバックアップ

資源のバックアップを行います。以下の手順でバックアップを行ってください。

ここでは、バックアップ資源格納用ディレクトリを以下のディレクトリとして説明しています。バックアップを実施する前にディレクトリを作成してください。

X:\Backup

/backup
  1. ISI環境資源のバックアップ

    ISI環境資源をバックアップします。以下に示すように、OSの複写コマンドを使用してバックアップを行ってください。

    md X:\Backup\isi\ISI\var
    md X:\Backup\isi\ISI\etc
    md X:\Backup\isi\ISI\usr
    md X:\Backup\isi\FM\etc
    md X:\Backup\isi\FM\var
    xcopy /E <INSDIR>\var X:\Backup\isi\ISI\var
    xcopy /E <INSDIR>\etc X:\Backup\isi\ISI\etc
    xcopy /E <INSDIR>\usr X:\Backup\isi\ISI\usr
    xcopy /E <INSDIR>\FM\F3JJSfmsv\etc X:\Backup\isi\FM\etc
    xcopy /E <INSDIR>\FM\F3JJSfmsv\var X:\Backup\isi\FM\var
    
    
    md X:\Backup\isi\ISI\BAS\var
    md X:\Backup\isi\ISI\BAS\etc
    md X:\Backup\isi\ISI\symclient
    xcopy /E <Interstageインストールディレクトリ>\BAS\var X:\Backup\isi\ISI\BAS\var
    xcopy /E <Interstageインストールディレクトリ>\BAS\etc X:\Backup\isi\ISI\BAS\etc
    copy <Interstageインストールディレクトリ>\MessageQueueDirector\mqd\ibas_fssqlenv X:\Backup\isi\ISI\symclient

    バックアップした資源は、移行時にisirestoreコマンドを使用してリストアします。上記のようにバックアップした場合は、isirestoreコマンド実行時に以下のように指定してください。

    isirestore X:\Backup\isi

    mkdir -p /backup/isi/ISI/var
    mkdir -p /backup/isi/ISI/etc
    mkdir -p /backup/isi/ISI/usr
    mkdir -p /backup/isi/FM/etc
    mkdir -p /backup/isi/FM/var
    cp -rp /var/opt/FJSVesi/* /backup/isi/ISI/var/.
    cp -rp /etc/opt/FJSVesi/* /backup/isi/ISI/etc/.
    cp -rp /opt/FJSVesi/usr/* /backup/isi/ISI/usr/.
    cp -rp /opt/FJSVfmsv/etc/* /backup/isi/FM/etc/.
    cp -rp /opt/FJSVfmsv/var/* /backup/isi/FM/var/.
    
    
    mkdir -p /backup/isi/ISI/BAS/var
    mkdir -p /backup/isi/ISI/BAS/etc
    mkdir -p /backup/isi/ISI/symclient
    cp -rp /var/opt/FJSVibs/* /backup/isi/ISI/BAS/var/.
    cp -rp /etc/opt/FJSVibs/* /backup/isi/ISI/BAS/etc/.
    cp -p /opt/FJSVmqd/mqd/ibas_fssqlenv /backup/isi/ISI/symclient/.

    バックアップした資源は、移行時にisirestoreコマンドを使用してリストアします。上記のようにバックアップした場合は、isirestoreコマンド実行時に以下のように指定してください。

    isirestore /backup/isi

    ポイント

    ISI環境資源のリストアコマンドを使用してリストアを行えるように、バックアップ先のディレクトリは上記のように“ISI”ディレクトリ配下に“etc”、“var”、“usr”を、“FM”ディレクトリ配下に“etc”、“var”の各ディレクトリを作成して、バックアップを行ってください。

    “ISI”ディレクトリ配下に“BAS”、“symclient”の各ディレクトリを作成し、“BAS”ディレクトリ配下にさらに“var”、“etc”の各ディレクトリを作成して、バックアップを行ってください。

  2. Formatmanagerクライアントのデータベースのバックアップ

    1. データベースのバックアップ

      Formatmanagerクライアントを使用していた場合、Formatmanagerクライアントで作成した定義が保存されるデータベースをバックアップしてください。
      詳細は、“ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ”の“変換定義DBバックアップ”を参照してください。

    2. データベースの移動

      データベースを任意のフォルダに移動します。データベースのファイル名は“FEDITTBL.fdb”です。データベースの格納先フォルダについては、“ISI Studio ヘルプ”の“定義を操作する”の“ISIプロジェクトのプロパティを設定する”を参照してください。

  3. Interstage Application Server環境資源のバックアップ

    Interstage Application Server環境資源のバックアップを行います。“ISI 運用ガイド”の“資源のバックアップ”の“APS環境資源のバックアップ”を参照してバックアップを行ってください。

  4. データベース環境資源のバックアップ

    データベース環境資源のバックアップを行います。“ISI 運用ガイド”の“資源のバックアップ”の“データベース環境資源のバックアップ”を参照してバックアップを行ってください。

  5. ISI定義の退避

    以下のコマンドを実行し、ISIサーバに登録されている定義を別ディレクトリに退避してください。

    md X:\Backup\isi_def
    esidefget X:\Backup\isi_def

    mkdir -p /backup/isi_def
    esidefget /backup/isi_def