資源のバックアップを行います。以下の手順でバックアップを行ってください。
ここでは、バックアップ資源格納用ディレクトリを以下のディレクトリとして説明しています。バックアップを実施する前にディレクトリを作成してください。
X:\Backup
/backup
ISI環境資源のバックアップ
ISI環境資源をバックアップします。以下に示すように、OSの複写コマンドを使用してバックアップを行ってください。
md X:\Backup\isi\ISI\var md X:\Backup\isi\ISI\etc md X:\Backup\isi\ISI\usr md X:\Backup\isi\FM\etc md X:\Backup\isi\FM\var xcopy /E <INSDIR>\var X:\Backup\isi\ISI\var xcopy /E <INSDIR>\etc X:\Backup\isi\ISI\etc xcopy /E <INSDIR>\usr X:\Backup\isi\ISI\usr xcopy /E <INSDIR>\FM\F3JJSfmsv\etc X:\Backup\isi\FM\etc xcopy /E <INSDIR>\FM\F3JJSfmsv\var X:\Backup\isi\FM\varmd X:\Backup\isi\ISI\BAS\var md X:\Backup\isi\ISI\BAS\etc md X:\Backup\isi\ISI\symclient xcopy /E <Interstageインストールディレクトリ>\BAS\var X:\Backup\isi\ISI\BAS\var xcopy /E <Interstageインストールディレクトリ>\BAS\etc X:\Backup\isi\ISI\BAS\etc copy <Interstageインストールディレクトリ>\MessageQueueDirector\mqd\ibas_fssqlenv X:\Backup\isi\ISI\symclient
バックアップした資源は、移行時にisirestoreコマンドを使用してリストアします。上記のようにバックアップした場合は、isirestoreコマンド実行時に以下のように指定してください。
isirestore X:\Backup\isi
mkdir -p /backup/isi/ISI/var mkdir -p /backup/isi/ISI/etc mkdir -p /backup/isi/ISI/usr mkdir -p /backup/isi/FM/etc mkdir -p /backup/isi/FM/var cp -rp /var/opt/FJSVesi/* /backup/isi/ISI/var/. cp -rp /etc/opt/FJSVesi/* /backup/isi/ISI/etc/. cp -rp /opt/FJSVesi/usr/* /backup/isi/ISI/usr/. cp -rp /opt/FJSVfmsv/etc/* /backup/isi/FM/etc/. cp -rp /opt/FJSVfmsv/var/* /backup/isi/FM/var/.mkdir -p /backup/isi/ISI/BAS/var mkdir -p /backup/isi/ISI/BAS/etc mkdir -p /backup/isi/ISI/symclient cp -rp /var/opt/FJSVibs/* /backup/isi/ISI/BAS/var/. cp -rp /etc/opt/FJSVibs/* /backup/isi/ISI/BAS/etc/. cp -p /opt/FJSVmqd/mqd/ibas_fssqlenv /backup/isi/ISI/symclient/.
バックアップした資源は、移行時にisirestoreコマンドを使用してリストアします。上記のようにバックアップした場合は、isirestoreコマンド実行時に以下のように指定してください。
isirestore /backup/isi
ポイント
ISI環境資源のリストアコマンドを使用してリストアを行えるように、バックアップ先のディレクトリは上記のように“ISI”ディレクトリ配下に“etc”、“var”、“usr”を、“FM”ディレクトリ配下に“etc”、“var”の各ディレクトリを作成して、バックアップを行ってください。
“ISI”ディレクトリ配下に“BAS”、“symclient”の各ディレクトリを作成し、“BAS”ディレクトリ配下にさらに“var”、“etc”の各ディレクトリを作成して、バックアップを行ってください。
Formatmanagerクライアントのデータベースのバックアップ
データベースのバックアップ
Formatmanagerクライアントを使用していた場合、Formatmanagerクライアントで作成した定義が保存されるデータベースをバックアップしてください。
詳細は、“ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ”の“変換定義DBバックアップ”を参照してください。
データベースの移動
データベースを任意のフォルダに移動します。データベースのファイル名は“FEDITTBL.fdb”です。データベースの格納先フォルダについては、“ISI Studio ヘルプ”の“定義を操作する”の“ISIプロジェクトのプロパティを設定する”を参照してください。
Interstage Application Server環境資源のバックアップ
Interstage Application Server環境資源のバックアップを行います。“ISI 運用ガイド”の“資源のバックアップ”の“APS環境資源のバックアップ”を参照してバックアップを行ってください。
データベース環境資源のバックアップ
データベース環境資源のバックアップを行います。“ISI 運用ガイド”の“資源のバックアップ”の“データベース環境資源のバックアップ”を参照してバックアップを行ってください。
ISI定義の退避
以下のコマンドを実行し、ISIサーバに登録されている定義を別ディレクトリに退避してください。
md X:\Backup\isi_def esidefget X:\Backup\isi_def
mkdir -p /backup/isi_def esidefget /backup/isi_def