移行の前に、以下の作業を行ってください。
非同期通信のリカバリ
リカバリを実施していない異常メッセージがある場合は、非同期通信のリカバリを行ってください。異常メッセージのリカバリ方法については、以前のバージョン・レベルの“ISI 運用ガイド”の“非同期通信のリカバリ”を参照してください。
キュー内のデータの処理
ISIが非同期メッセージの送受信で使用する全てのキューにメッセージが残っていないことを確認してください。メッセージが残っている場合は、メッセージをすべて処理してください。
キュー間転送のキュー間コネクションの初期化
キュー間転送機能を利用している場合は、以下のコマンドを実行してキュー間コネクションを初期化してください。
mqdnsgwcomm -s MQDシステム名 -r キュー間転送名 mqdnsgwcomm -s MQDシステム名 -e *
ポイント
キュー間転送で相手サーバのキューから自サーバのキューにメッセージを転送している場合は、相手サーバのキューのメッセージを処理したあと、転送が発生しない状態で作業を行ってください。
*は\*、'*'、または"*"のように指定してください。
コマンド実行時に“MQD6351”または“MQD6176”のメッセージが出力される場合がありますが、動作に影響はありません。
ISIの停止
ISIを停止してください。停止手順については、以前のバージョン・レベルの“ISI 運用ガイド”の“停止”を参照してください。
ISIサーバを非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成で運用している場合、データベース環境資源のバックアップを行う必要があります。データベース環境資源のバックアップを行う場合、RDBシステムが起動している必要があるため、RDBシステムは停止しないでください。