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Interstage Service Integrator V9.6.1 導入ガイド
FUJITSU Software

29.2.2 準備

移行の前に、以下の作業を行ってください。

  1. 非同期通信のリカバリ

    リカバリを実施していない異常メッセージがある場合は、非同期通信のリカバリを行ってください。異常メッセージのリカバリ方法については、以前のバージョン・レベルの“ISI 運用ガイド”の“非同期通信のリカバリ”を参照してください。

  2. キュー内のデータの処理

    ISIが非同期メッセージの送受信で使用する全てのキューにメッセージが残っていないことを確認してください。メッセージが残っている場合は、メッセージをすべて処理してください。

  3. キュー間転送のキュー間コネクションの初期化

    キュー間転送機能を利用している場合は、以下のコマンドを実行してキュー間コネクションを初期化してください。

    mqdnsgwcomm -s MQDシステム名 -r キュー間転送名
    mqdnsgwcomm -s MQDシステム名 -e *

    ポイント

    • キュー間転送で相手サーバのキューから自サーバのキューにメッセージを転送している場合は、相手サーバのキューのメッセージを処理したあと、転送が発生しない状態で作業を行ってください。

    • *は\*、'*'、または"*"のように指定してください。

    • コマンド実行時に“MQD6351”または“MQD6176”のメッセージが出力される場合がありますが、動作に影響はありません。

  4. ISIの停止

    ISIを停止してください。停止手順については、以前のバージョン・レベルの“ISI 運用ガイド”の“停止”を参照してください。

    ISIサーバを非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成で運用している場合、データベース環境資源のバックアップを行う必要があります。データベース環境資源のバックアップを行う場合、RDBシステムが起動している必要があるため、RDBシステムは停止しないでください。