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Interstage Service Integrator V9.6.0 Java EE導入ガイド
FUJITSU Software

12.8 クラスタシステムへのISIのリソース登録

フェールオーバークラスタリングに対してISIのリソースを登録します。

実施したセットアップに応じて運用に必要なサービスを起動するためのバッチファイルを作成し、バッチファイルをフェールオーバークラスタリングに対して汎用アプリケーションとして登録します。

  1. バッチファイルの作成

    サービスの起動用のバッチファイルは、以下のように記述します。

    echo off
    
    ISIサーバ基本構成のセットアップを実施した場合に追加が必要な記述
    isstartwu ISICrbI(注1)
    isstartwu ISICrbO(注2)
    
    ISIサーバ分離構成のセットアップを実施した場合に追加が必要な記述
    isstartwu ISICrbI_Unit01(注1) (注3)
    
    pause(注4)

    (注1)インバウンドCORBAアダプタのセットアップを実施した場合に、記述を追加してください。

    (注2)アウトバウンドCORBAアダプタのセットアップを実施した場合に、記述を追加してください。

    (注3)ISIサーバ分離構成のセットアップを実施した場合、記述を追加してください。

    (注4)バッチファイルの最後には、必ず“pause”を入れる必要があります。

    設定例

    以下の場合の設定例

    • ISIサーバ基本構成のセットアップでインバウンドCORBAアダプタとアウトバウンドCORBAアダプタを追加

    • ISIサーバ分離構成のセットアップでインバウンドCORBAアダプタを追加

    echo off
    
    isstartwu ISICrbI
    isstartwu ISICrbO
    
    isstartwu ISICrbI_Unit01
    
    pause
  2. リソース登録

    フェールオーバークラスタリングに対してリソースを登録します。

    クラスタアドミニストレータを使用し、下表のサービスのリソースを“12.5 クラスタシステムへのリソース登録”で登録したリソースに追加してください。

    フェールオーバークラスタリングへの登録リソース

      

    リソース名

    サービス名

    リソースの種類

    依存関係(依存先)

    備考

    (1)

    Formatmanager server service port=9787

    F3JJSfmsv9787

    汎用サービス

    Interstage API(注1)

    (注2)
    (注3)
    (注4)

    (2)

    起動用バッチファイル

    -

    汎用アプリケーション

    Formatmanager server port=9787、またはInterstage API(注1)

    (注2)
    (注5)

    [補足事項]

    • 上記のすべてのリソースをInterstage用のグループに登録してください。

    • 実行できる所有者には、クラスタシステムを構成するノードを指定してください。

(注1)“12.5 クラスタシステムへのリソース登録”で登録したリソースです。

(注2)“ネットワーク名をコンピュータ名として使う”チェックボックスを選択しないでください。

(注3)Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を利用する場合に登録してください。Formatmanager変換機能を利用しない場合、またはFormatmanager変換機能(ISIサーバ一体型)を利用する場合は、登録不要です。

(注4)Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を運用するポート番号に合わせてサービス名を変更してください。ポート番号が9787の場合“F3JJSfmsv9787”となります。

(注5)Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を利用する場合は依存先にFormatmanagerを指定してください。Formatmanager変換機能を利用しない場合、またはFormatmanager変換機能(ISIサーバ一体型)を利用する場合は依存先にInterstage APIを指定してください。