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Interstage Service Integrator V9.6.0 Java EE導入ガイド
FUJITSU Software

3.3.2 ISI Enterprise Editionのインストール

  ISI Enterprise EditionのISIサーバ機能をインストールする場合は、以下の手順で行います。

注意

  • Symfoware Serverの資源を作成するドライブのプロパティとして、“ドライブを圧縮してディスク領域を空ける”を設定しないでください。
    ドライブ圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比較して性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
    Symfoware Serverの資源を作成するディレクトリのプロパティとして[全般]タブ属性の[詳細設定]である、圧縮属性または暗号化属性を設定しないでください。
    圧縮属性とした場合、ドライブ圧縮と同様に通常のI/O処理と比較して性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
    暗号化属性とした場合、Symfoware/RDBで使用する各資源の作成者(rdblogコマンド、rdbcrdicコマンドなどの実行ユーザ)とSymfoware Serverのサービス起動で動作するSymfoware Serverプロセスの実行者(ユーザ登録されないWindowsシステムユーザ)が異なるため、復号できずアクセスエラーが発生するためです。

  • Interstage Application Serverがインストールされている環境にISIサーバ機能をインストールする場合は、Interstage Application Serverの以下の機能がインストールされている必要があります。以下の機能がインストールされていない場合は、Interstage Application Serverのインストーラを使用して、以下の機能を追加してから、ISIをインストールしてください。

    • Interstage Application Server Enterprise Edition V11.1がインストールされている場合

      • イベントサービス

      • MessageQueueDirector

      • Webサーバ(Interstage HTTP Server)

      • Webサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)

      • セキュア通信サービス

      • Interstage管理コンソール

      • Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server用)

      • J2EE互換

      • Webサーバコネクタ(Interstage HTTP Server 2.2用)

      • Java EE 6

      • Java SE 6

      • Java SE 7

      • フレームワーク

  • ISIクライアント機能も同時にインストールされます(Windows Server x86 Editions版だけ)。

  • ISI Enterprise EditionのISIサーバ機能をインストールした場合、“Fujitsu XML プロセッサ”がインストールされます。
    ISIを利用している間は、“Fujitsu XML プロセッサ”をアンインストールしないでください。

  1. 以下のラベルのDVD-ROMをコンピュータのDVD-ROM装置にセットし、表示される以下の画面で[インストール]ボタンをクリックしてください。

    DVD-ROMのラベル(Windows Server x86 Editions版の場合)

    • “Interstage Service Integrator Enterprise Edition メディアパック V9.6.0 サーバパッケージ”

    DVD-ROMのラベル(Windows Server x64 Editions版の場合)

    • “Interstage Service Integrator Enterprise Edition メディアパック (64bit) V9.6.0 サーバパッケージ”

    図3.11 [Interstage Service Integrator V9.6.0]画面

    [はじめにお読みください]ボタンをクリックすると、ISIのソフトウェア説明書が表示されます。
    [インストールガイド]ボタンをクリックすると、“ISI Java EE導入ガイド”が表示されます。

  2. Interstage用の[インストール先の選択]画面で、各[変更]ボタンをクリックし、Interstage Application Server、およびISIのインストール先を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
    インストール先フォルダを変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.12 [インストール先の選択]画面(Interstage)

    注意

    Interstage Application Serverがインストール済みの場合、Interstage Application Serverのインストール先フォルダは、本画面に表示されません。

    インストール先フォルダの注意事項
    • インストール先フォルダ名には、以下の文字を指定できます。
      ・半角英数字
      ・半角スペース
      ・「-」(ハイフン)
      ・「_」(アンダーバー)
      上記以外の文字を指定すると、インストールが失敗、またはハングアップすることがあります。
      Interstage Application Serverのインストールに失敗した場合、“Interstage Application Server インストールガイド”の“インストール時のトラブル対処方法”を参照して、対処してください。
      ISIのインストールに失敗した場合、“ISI トラブルシューティング”の“インストール・アンインストール時の異常”を参照して対処してください。

    • 一度設定したディレクトリ以外の別ディレクトリを設定しなおした場合、先に作成したディレクトリが残る場合があります。必要なければ削除してください。

    • [インストール先の選択]画面で[変更]ボタンをクリックし、表示された[フォルダの選択]画面で作業中に画面からカーソルが外れ、ディレクトリのパスが入力できなくなることがあります。ディレクトリのパスが入力できなくなった場合、以下の手順で操作してください。
      1)[キャンセル]ボタンをクリックし、[フォルダの選択]画面を終了します。
      2)[インストール先の選択]画面をクリックします。画面上のボタン以外をクリックしてください。
      3)再度[インストール先の選択]画面で[変更]ボタンをクリックし、[フォルダの選択]画面を表示してください。
      4)[フォルダの選択]画面で正しいディレクトリを入力してください。

  3. [ポート番号の設定]画面で、使用するポート番号を指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.13 [ポート番号の設定]画面

    それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。Webサーバ(Interstage HTTP Server)とWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)のポート番号の初期値が同じため、重複しないように変更してください。変更する場合は、1~65535の範囲の半角数字で指定してください。

    表3.13 ポート番号の初期値

    機能

    ポート番号の初期値

    Webサーバ(Interstage HTTP Server)

    80

    Webサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)

    80

    Interstage管理コンソール

    12000

    CORBAサービス

    8002

    選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合は、すでに使用されていることを通知するメッセージが表示されます。
    [OK]ボタンをクリックして本画面に戻り、[ポート番号の設定]画面で未使用のポート番号を指定してください。

    注意

    Interstage Application Serverがインストール済みの場合、本画面は表示されません。

  4. [Java EE機能のポート番号の設定]画面で、使用するポート番号を指定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
    ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.14 [Java EE機能のポート番号の設定]画面

    それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合は、1~65535の範囲の半角数字で指定してください。

    表3.14 ポート番号の初期値

    機能

    ポート番号の初期値

    HTTPリスナーポート

    28080

    運用管理用HTTPリスナーポート

    12001

    IIOPポート

    23600

    IIOP_SSLポート

    23601

    IIOP_MUTUALAUTHポート

    23602

    JMX_ADMINポート

    8686

    選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合は、すでに使用されていることを通知するメッセージが表示されます。
    [OK]ボタンをクリックして本画面に戻り、[ポート番号の設定]画面で未使用のポート番号を指定してください。

  5. [Java EE 6機能の認証情報の設定]画面で、管理ユーザーIDおよび管理者パスワードを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.15 [Java EE 6機能の認証情報の設定]画面

    入力時の注意事項は以下のとおりです。

    表3.15 入力時の注意事項

    設定項目

    注意事項

    管理ユーザーID

    初期値は“admin”です。
    1バイト以上、255バイト以内で指定してください。
    半角英数字に加えて以下の文字が使用可能です。

    • “_”(半角アンダースコア)

    • “-”(半角ハイフン)

    • “.”(半角ピリオド)

    パスワード

    8バイト以上、20バイト以内で指定してください。
    半角英数字に加えて以下の文字が使用可能です。

    • “_”(半角アンダースコア)

    • “-”(半角ハイフン)

    • “'”(半角アポストロフィー)

    • “.”(半角ピリオド)

    • “@”(半角アットマーク)

    • “+”(半角プラス記号)

    パスワードの確認入力

    パスワードの入力と同じ文字列を入力してください。

  6. [Java EE 6機能のポート番号の設定]画面で、使用するポート番号を指定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
    ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.16 [Java EE 6機能のポート番号の設定]画面

    それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合は、1~65535の範囲の半角数字で指定してください。

    表3.16 ポート番号の初期値

    機能

    ポート番号の初期値

    HTTPリスナーポート

    28282

    HTTPSリスナーポート

    28383

    運用管理用HTTPリスナーポート

    12011

    IIOPポート

    23610

    IIOP_SSLポート

    23611

    IIOP_MUTUALAUTHポート

    23612

    JMX_ADMINポート

    18686

    選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合は、すでに使用されていることを通知するメッセージが表示されます。
    [OK]ボタンをクリックして本画面に戻り、[ポート番号の設定]画面で未使用のポート番号を指定してください。

  7. [Java EE 6機能で使用するJDKの選択]画面で、Java EE 6機能で使用するJDKを選択し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.17 [Java EE 6機能で使用するJDKの選択]画面

  8. [Symfoware Serverのインストール選択]画面で、Symfoware Serverをインストールするか選択します。
    高信頼性機能を利用する場合は、[Symfoware Serverのインストールを行う。]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
    Symfoware Serverをインストールしない場合は、[Symfoware Serverのインストールを行わない。]を選択したまま、[次へ]ボタンをクリックして、手順12へ進んでください。

    図3.18 [Symfoware Serverのインストール選択]画面

    注意

    • Symfoware Server、およびSymfoware Server Clientがインストール済みの場合は、本画面は表示されません。

    • Symfoware Server Clientだけがインストール済みの場合は、[Symfoware Serverのインストールを行う。]を選択しても、Symfoware Serverをインストールできません。Symfoware Serverをインストールする場合は、Symfoware Server Clientをアンインストールしてから、再度本製品をインストールしてください。

    • 異なるバージョンのSymfoware Serverだけがインストール済みの場合は、[Symfoware Serverのインストールを行う。]を選択しても、Symfoware Server Clientをインストールできません。[Symfoware Serverのインストールを行わない。]を選択するか、本製品のインストールの前にSymfoware Server Clientをインストールしてください。

  9. Symfoware Server用の[インストール先の選択]画面で、各[変更]ボタンをクリックし、Symfoware Server Clientのインストール先、Symfoware Serverのインストール先、およびSymfoware Serverの制御ファイル格納先を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
    インストール先フォルダを変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.19 [インストール先の選択]画面(Symfoware Server)

    注意

    • Symfoware Server、およびSymfoware Server Clientがインストール済みの場合は、本画面は表示されません。

    • Symfoware Serverだけがインストール済みの場合は、Symfoware Serverのインストール先、およびSymfoware Serverの制御ファイル格納先フォルダは、本画面に表示されません。

    • インストール先フォルダ、および制御ファイル格納先フォルダに関する注意事項は、“インストール先フォルダの注意事項”を参照してください。

  10. Symfoware Server用の[インストール先の選択]画面で、各[変更]ボタンをクリックし、Symfoware Server Connection Managerのインストール先、およびSymfoware Server Connection Managerの制御ファイル格納先を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
    インストール先フォルダを変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.20 [インストール先の選択]画面(Symfoware Server Connection Manager)

    注意

    • Symfoware Server、およびSymfoware Server Clientがインストール済みの場合は、本画面は表示されません。

    • インストール先フォルダ、および制御ファイル格納先フォルダに関する注意事項は、“インストール先フォルダの注意事項”を参照してください。

  11. Symfoware Server用の[格納文字コード系の選択]画面で、格納文字コード系を選択し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.21 [格納文字コード系の選択]画面

    注意

    Symfoware Serverがインストール済みの場合は、本画面は表示されません。

  12. [J2EE実行環境の簡易セットアップの選択]画面で、ISIの簡易セットアップを行うか選択します。
    [J2EE実行環境の簡易セットアップを行わない。]を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    図3.22 [J2EE実行環境の簡易セットアップの選択]画面

    注意

    • Interstage Application Serverがインストール済みの場合は、本画面は表示されません(インストール中に簡易セットアップは実施されません)。

  13. [インストールの確認]画面で、インストール内容を確認してください。
    表示された内容でインストールする場合は、[インストール]ボタンをクリックしてください。インストールが開始されます。
    表示された内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックして変更したい項目の設定画面まで戻り、設定を変更してください。

    図3.23 [インストールの確認]画面

  14. Symfoware Serverのインストール中は、以下の画面が表示されます。

    図3.24 [Symfoware製品のインストール]画面

    注意

    [Symfoware Serverのインストール選択]画面で、[Symfoware Serverのインストールを行う。]を選択した場合にだけ、本画面は表示されます。

  15. インストール完了後、[InstallShield Wizardの完了]画面で[完了]ボタンをクリックして終了してください。
    [完了]ボタンをクリックした後は、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータの操作を行ってください。

    図3.25 [InstallShield Wizardの完了]画面

    注意

    • インストール時に環境変数PATHの設定に失敗すると、以下のメッセージが表示されます。

      • “環境変数PATHが設定できませんでした。”

      インストール終了後、インストールディレクトリ配下の“path.txt”の内容を、環境変数PATHに設定してください。設定方法については、“ISI トラブルシューティング”の“インストール・アンインストール時の異常”の“環境変数の設定に失敗した場合”を参照して対処してください。

    • インストール後に再起動が必要な場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。
      [はい、今すぐコンピュータを再起動します。]、または[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]を選択し、[完了]ボタンをクリックしてください。
      [いいえ、後でコンピュータを再起動します。]を選択した場合、ISIのセットアップを行う前にコンピュータを再起動してください。