本製品の各機能を別々のサーバに分散して動作させるシステム構成です。さらに、インメモリ検索はプロセス単位にサーバを分けることができます。機能ごとにCPUとメモリを占有できるため、1つのシステムで大量データを並行して処理できます。
数十ギガバイトからテラバイト以上の大量データを処理する業務に適しています。
マルチサーバ構成のハードウェア構成要素について説明します。
項番 | ハードウェアの構成要素 | 説明 | ||
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(1) | データ管理サーバ | データ管理機能を配置するサーバです。 | ||
(2) | 検索サーバ | インメモリ検索サーバ | 検索機能のうち、インメモリ検索を配置するサーバです。 | |
(3) | インメモリ検索拡張サーバ | インメモリ検索で、searcherを増設する場合のサーバです。 | ||
(4) | ディスク検索サーバ | 検索機能のうち、ディスク検索を配置するサーバです。 | ||
(5) | インメモリ検索クライアント | インメモリ検索のうち、検索要求の受付け、検索ユーザー認証・許可、同時実行制御、検索サーバへの検索実行依頼、検索結果返却を受け持つコンピュータです。 | ||
(6) | ストレージ | 検索サーバの検索対象データを格納する記憶装置です。 |
注) 検索機能のサーバの総称です。
図2.2 マルチサーバ構成の例
ポイント
インメモリ検索の各プロセスをどのサーバに配置するかについては、業務の処理要件や設備投資予算などの条件をもとに設計してください。
sorterを増設するマルチサーバ構成も可能ですが、本書では説明を省略しています。詳細については、“検索編 導入・運用ガイド”の“サーバ構成”を参照してください。
参照
インメモリ検索を使用する場合のプロセス構成については、“2.1 プロセス構成を知る”を参照してください。
インメモリ検索を使用する場合のサーバ構成の詳細については、“検索編 導入・運用ガイド”の“システム構成”を参照してください。