図1.5 Symfoware Server(Postgres)のDBミラーリングシステム連携のシステム構成
注) Symfoware Server (Openインターフェース) V12.2以前のデータベース多重化機能で、サーバの自動切替えを行いたい場合は、Symfoware Server Mirroring Controllerが必要です。Symfoware Server (Postgres) V12.3以降およびEnterprise PostgresではMirroring Controllの機能が標準搭載されています。
ポイント
Symfoware Server (Postgres)またはEnterprise PostgresのDBミラーリングシステム連携では、DBミラーリングシステムを構成するデータベースサーバ以外のサーバにLinkexpress Replication optionを導入し、セットアップします。このサーバのことを連携サーバと呼びます。
連携サーバは、データベースサーバと同じプラットフォームかつ同じビットアーキテクチャである必要があります。
複写元システムにデータベースサーバと同じプラットフォームかつ同じビットアーキテクチャのアプリケーションサーバがある場合は、アプリケーションサーバにLinkexpress Replication option を導入することもできます。
DBミラーリングシステムを構成する各データサーバには、テーブルの更新差分を作成するために、Linkexpress Replication optionをインストールしておく必要があります。
Symfoware Server (Postgres)またはEnterprise Postgresの データベース多重化機能のサーバ切替えが発生すると、レプリケーションは、昇格してプライマリサーバとなったデータベースに再接続し、レプリケーション運用を継続することができます。
連携サーバの故障などでレプリケーションサービスの停止した状態が続くと、更新差分のログが複写元データベースに蓄積されるようになるため、複写元データベースのテーブル空間の配置先ディスクが枯渇します。その結果、DBミラーリングシステムの可用性が損なわれる場合があります。また、レプリケーションが停止するため、複写先システムに最新のデータが反映されなくなります。
DBミラーリングシステムの可用性を維持し、常に最新のデータを複写先システムに供給するために、連携サーバはクラスタ構成とすることを推奨します。詳細は、“クラスタ運用ガイド”を参照してください。