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Enterprise Postgres 9.6 導入ガイド(クライアント編)
FUJITSU Software

3.2.2 対話形式でのインストール

以下の手順でインストールしてください。

各手順の画面例に記載されている“x.y SPz”は、FUJITSU Enterprise Postgresクライアント機能のバージョンレベルを示します。同様に、パスに記載されている“<xy>”は、製品のバージョンレベルを示します。

注意

入力値には以下の文字が使用できます。

[a-zA-Z0-9]、-、,および/

1. アプリケーションおよびプログラムの停止

インストール方法が以下の場合、アプリケーションおよびプログラムの停止が必要です。

インストールを開始する前に以下を停止してください。

2. スーパーユーザーへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。

$ su -
Password:******

3. DVDドライブのマウント

“クライアントプログラム”のDVDを、DVDドライブにセットし、以下のコマンドを実行します。

# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd

/dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。

/media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションにnoexecが設定されるため、インストーラの起動に失敗する場合があります。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

4. インストールの実行

以下のコマンドを実行します。

# cd /media/dvd
# ./install.sh

/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。

5. インストール製品の選択

インストール対象製品の一覧が、以下のように表示されます。
インストールする製品の番号、または、“all”を入力してリターンキーを押します。

インストール対象の製品は以下のとおりです。
1: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz
2: FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz

インストールする製品を選択してください。
複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)
[number,all,q](省略値はall): all

選択した製品
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz

上記の製品をインストールしますか?
y: 次へ進みます
n: 再び製品を選択します
q: インストールせずに終了します
[y,n,q](省略値はy): y

参考

  • 64ビット環境で32ビットのアプリケーションを実行するには、FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit)が必要となります。

  • 選択した製品がインストールされている場合は、以下の画面が製品ごとに表示されます。
    再インストールを行う場合は、[番号]を入力してリターンキーを押します。

    次の製品のインストール方法を選択してください: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz
    再インストールする場合、再インストールする製品の番号を選択してください。
    
    1: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz      (*1)
    q: インストールせずに終了します
    [number,q]: 

    *1) 再インストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。

    マルチバージョンインストールを行う場合は、[m]を入力してリターンキーを押します。

    次の製品のインストール方法を選択してください: FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz
    マルチバージョンインストールする場合は m を選択してください。
    
    m: マルチバージョンインストール               (*1)
    q: インストールせずに終了します
    [m,q]: m

    *1) マルチバージョンインストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。

6. インストール情報の確認

インストール情報の確認画面が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。インストールを開始しますので“9. インストール状態の表示”を参照してください。
設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。

インストールする製品
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz
    新規インストール
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz
    新規インストール

インストールディレクトリ情報
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepv<xy>client32
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepv<xy>client64

上記の情報でインストールを開始しますか?
y: インストールを開始します
c: 情報を変更します                (*1)
q: インストールせずに終了します
[y,c,q](省略値はy): c              (*1)

*1) 変更可能な情報がない場合は、選択肢[c]は表示されません。

「c:情報を変更します」を選択した場合は、本手順以降の画面が表示されます。

7.インストールディレクトリの入力

インストール方法が以下の場合、以下の画面が製品ごとに表示されます。

[ディレクトリ名]を入力してリターンキーを押します。

FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストールディレクトリを指定してください。
[ディレクトリ名,q](省略値は/opt/fsepv<xy>client32): /opt/fsepcl32

8.変更後のインストール情報の確認

変更後のインストール情報が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。
再度、設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。

インストールする製品
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz
    新規インストール
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz
    新規インストール

インストールディレクトリ情報
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepcl32
  FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先
    /opt/fsepcl64

上記の情報でインストールを開始しますか?
y: インストールを開始します
c: 情報を変更します
q: インストールせずに終了します
[y,c,q](省略値はy): y

9. インストール状態の表示

インストール情報が、以下のように表示されます。

インストールを開始します。

FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz をインストールします。

インストールが終了しました。

FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz をインストールします。

インストールが終了しました。

10.インストール完了

インストールが終了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
インストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

インストールが正常終了しました。

注意

インストール中にエラーが発生していた場合は、エラーメッセージを読んで原因を取り除いてから、再度、install.shコマンドを実行してください。