以下の手順でインストールしてください。
各手順の画面例に記載されている“x.y SPz”は、FUJITSU Enterprise Postgresクライアント機能のバージョンレベルを示します。同様に、パスに記載されている“<xy>”は、製品のバージョンレベルを示します。
注意
入力値には以下の文字が使用できます。
[a-zA-Z0-9]、-、,および/
1. アプリケーションおよびプログラムの停止
インストール方法が以下の場合、アプリケーションおよびプログラムの停止が必要です。
再インストール
インストールを開始する前に以下を停止してください。
製品を利用するアプリケーション
2. スーパーユーザーへの変更
以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。
$ su - Password:******
3. DVDドライブのマウント
“クライアントプログラム”のDVDを、DVDドライブにセットし、以下のコマンドを実行します。
# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd
/dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。
/media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。
注意
自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションにnoexecが設定されるため、インストーラの起動に失敗する場合があります。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。
4. インストールの実行
以下のコマンドを実行します。
# cd /media/dvd # ./install.sh
/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
5. インストール製品の選択
インストール対象製品の一覧が、以下のように表示されます。
インストールする製品の番号、または、“all”を入力してリターンキーを押します。
インストール対象の製品は以下のとおりです。 1: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz 2: FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz インストールする製品を選択してください。 複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2) [number,all,q](省略値はall): all 選択した製品 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz 上記の製品をインストールしますか? y: 次へ進みます n: 再び製品を選択します q: インストールせずに終了します [y,n,q](省略値はy): y
参考
64ビット環境で32ビットのアプリケーションを実行するには、FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit)が必要となります。
選択した製品がインストールされている場合は、以下の画面が製品ごとに表示されます。
再インストールを行う場合は、[番号]を入力してリターンキーを押します。
次の製品のインストール方法を選択してください: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz 再インストールする場合、再インストールする製品の番号を選択してください。 1: FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz (*1) q: インストールせずに終了します [number,q]:
*1) 再インストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。
マルチバージョンインストールを行う場合は、[m]を入力してリターンキーを押します。
次の製品のインストール方法を選択してください: FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz マルチバージョンインストールする場合は m を選択してください。 m: マルチバージョンインストール (*1) q: インストールせずに終了します [m,q]: m
*1) マルチバージョンインストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。
6. インストール情報の確認
インストール情報の確認画面が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。インストールを開始しますので“9. インストール状態の表示”を参照してください。
設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。
インストールする製品 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz 新規インストール FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz 新規インストール インストールディレクトリ情報 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストール先 /opt/fsepv<xy>client32 FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先 /opt/fsepv<xy>client64 上記の情報でインストールを開始しますか? y: インストールを開始します c: 情報を変更します (*1) q: インストールせずに終了します [y,c,q](省略値はy): c (*1)
*1) 変更可能な情報がない場合は、選択肢[c]は表示されません。
「c:情報を変更します」を選択した場合は、本手順以降の画面が表示されます。
7.インストールディレクトリの入力
インストール方法が以下の場合、以下の画面が製品ごとに表示されます。
新規インストール
マルチバージョンインストール
[ディレクトリ名]を入力してリターンキーを押します。
FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストールディレクトリを指定してください。 [ディレクトリ名,q](省略値は/opt/fsepv<xy>client32): /opt/fsepcl32
8.変更後のインストール情報の確認
変更後のインストール情報が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。
再度、設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。
インストールする製品 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz 新規インストール FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz 新規インストール インストールディレクトリ情報 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPzのインストール先 /opt/fsepcl32 FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPzのインストール先 /opt/fsepcl64 上記の情報でインストールを開始しますか? y: インストールを開始します c: 情報を変更します q: インストールせずに終了します [y,c,q](省略値はy): y
9. インストール状態の表示
インストール情報が、以下のように表示されます。
インストールを開始します。 FUJITSU Enterprise Postgres Client (32bit) x.y SPz をインストールします。 インストールが終了しました。 FUJITSU Enterprise Postgres Client (64bit) x.y SPz をインストールします。 インストールが終了しました。
10.インストール完了
インストールが終了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
インストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
インストールが正常終了しました。
注意
インストール中にエラーが発生していた場合は、エラーメッセージを読んで原因を取り除いてから、再度、install.shコマンドを実行してください。