【非互換内容】
NIC切替方式においてリンク監視機能を有効にすることにより、NICがリンクダウンした際に、HUB監視(HUB-HUB間監視)のタイムアウトを待たずに、NICを切り替えることができます。
また、伝送路監視で異常を検出してNICを切り替える際には、事前に切替え先のNICのリンク状態を確認し、リンクダウン状態となっており、かつ、5秒以上(待機パトロールを設定している場合:2.5秒以上)継続している場合は、切替えを抑止します。
hanetpollコマンドの-lオプションで有効にすることができます。
【変更点】
変更前
リンクダウンを伴う伝送路異常状態になっても、HUB監視(HUB-HUB間監視)による異常検出が行われるまで、NICを切り替えません。
伝送路監視で異常を検出した場合、切替え先のNICのリンク状態にかかわらず切替えが行われます。
変更後
リンクダウンを伴う伝送路異常状態になった場合、HUB監視(HUB-HUB間監視)による異常検出を待たずに、NICを切り替えます。
伝送路監視で異常を検出した場合、切替え先のNICがリンクダウン状態ならば切替えを抑止します。
【非互換内容】
NIC切替方式(論理IP引継ぎ)において、物理インタフェースの活性化・非活性化に連動して任意のコマンドを実行することができます。
【変更点】
変更前
NIC切替方式(論理IP引継ぎ)において、物理インタフェースの活性化・非活性化時にスクリプトは呼出されません。
変更後
NIC切替方式(論理IP引継ぎ)において、物理インタフェースの活性化・非活性化時にスクリプトが呼出されます。
【非互換内容】
伝送路二重化機能のサービス用の設定ファイルが追加されました。詳細については、“3.6.10 ユーザコマンド実行機能の設定”を参照してください。
【変更点】
変更前
該当するスクリプトはありません。
変更後
/etc/opt/FJSVhanet/script/service.sh
伝送路二重化機能の伝送路監視サービス(svc:/network/fjsvhanet-poll)、伝送路二重化機能のサービス(svc:/network/fjsvhanet)と連動して、任意のサービス/アプリケーションを、起動/再起動することができます。
/etc/opt/FJSVhanet/script/monitor
セルフチェック機能と連動して、任意のサービス/アプリケーションを、起動/再起動することができます。
【非互換内容】
GS/SURE連携方式において仮想ゲートウェイを設定することにより、自IPアドレスを仮想IPアドレスに固定できないアプリケーションも利用可能となります。
【変更点】
変更前
GS/SURE連携方式にて動作可能なユーザアプリケーションの条件は以下の通りです。
伝送路二重化機能の仮想IPアドレスを、自側IPアドレスとして、bind関数等で固定となるよう設定している。
このため、ftp,telnet,rloginといったSolarisのインターネット基本コマンドは本方式を利用することはできません。
変更後
GS/SURE連携方式にて動作可能なユーザアプリケーションの条件は以下の通りです。
TCP/IPを利用したアプリケーション
【非互換内容】
待機パトロールで使用するMACアドレスの指定が省略可能となります。
【変更点】
変更前
待機パトロールの設定時にMACアドレスの指定が必要です。
変更後
待機パトロールの設定時にMACアドレスの指定を省略した場合、MACアドレスは自動的に設定されます。
【非互換内容】
RIP方式を廃止します。
【変更点】
変更前
RIP方式、高速切替/RIP方式を利用することができます。
変更後
RIP方式、高速切替/RIP方式を利用することはできません。
【非互換内容】
セルフチェック機能により、定期的に制御デーモンと仮想ドライバの状態を監視します。
【変更点】
変更前
制御デーモンと仮想ドライバの状態を監視しません。
変更後
制御デーモンと仮想ドライバの状態を監視し、動作に異常が発生した場合、ユーザに異常を通知することができます。
また、制御デーモンが停止した場合は、自動的に再起動されます。
【非互換内容】
エラー出力メッセージ(205)を変更します。
【変更点】
変更前
20501: operation error: mode can't be changed for dual stack inteface.
変更後
20501: operation error: mode can't be changed for dual stack interface.