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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.3 (伝送路二重化機能編)

E.6.3 その他の非互換項目

E.6.3.1 リンク監視機能

非互換内容】

NIC切替方式においてリンク監視機能を有効にすることにより、NICがリンクダウンした際に、HUB監視(HUB-HUB間監視)のタイムアウトを待たずに、NICを切り替えることができます。
また、伝送路監視で異常を検出してNICを切り替える際には、事前に切替え先のNICのリンク状態を確認し、リンクダウン状態となっており、かつ、5秒以上(待機パトロールを設定している場合:2.5秒以上)継続している場合は、切替えを抑止します。
hanetpollコマンドの-lオプションで有効にすることができます。

【変更点】

変更前

リンクダウンを伴う伝送路異常状態になっても、HUB監視(HUB-HUB間監視)による異常検出が行われるまで、NICを切り替えません。
伝送路監視で異常を検出した場合、切替え先のNICのリンク状態にかかわらず切替えが行われます。

変更後

リンクダウンを伴う伝送路異常状態になった場合、HUB監視(HUB-HUB間監視)による異常検出を待たずに、NICを切り替えます。
伝送路監視で異常を検出した場合、切替え先のNICがリンクダウン状態ならば切替えを抑止します。

E.6.3.2 ユーザコマンド実行機能(NIC切替方式用の設定ファイル)

非互換内容】

NIC切替方式(論理IP引継ぎ)において、物理インタフェースの活性化・非活性化に連動して任意のコマンドを実行することができます。

【変更点】

変更前

NIC切替方式(論理IP引継ぎ)において、物理インタフェースの活性化・非活性化時にスクリプトは呼出されません。

変更後

NIC切替方式(論理IP引継ぎ)において、物理インタフェースの活性化・非活性化時にスクリプトが呼出されます。

E.6.3.3 ユーザコマンド実行機能(伝送路二重化機能のサービス用の設定ファイル)

【非互換内容】

伝送路二重化機能のサービス用の設定ファイルが追加されました。詳細については、“3.6.10 ユーザコマンド実行機能の設定”を参照してください。

【変更点】

変更前

該当するスクリプトはありません。

変更後

E.6.3.4 仮想ゲートウェイ

非互換内容】

GS/SURE連携方式において仮想ゲートウェイを設定することにより、自IPアドレスを仮想IPアドレスに固定できないアプリケーションも利用可能となります。

【変更点】

変更前

GS/SURE連携方式にて動作可能なユーザアプリケーションの条件は以下の通りです。

このため、ftp,telnet,rloginといったSolarisのインターネット基本コマンドは本方式を利用することはできません。

変更後

GS/SURE連携方式にて動作可能なユーザアプリケーションの条件は以下の通りです。

E.6.3.5 待機パトロール

非互換内容】

待機パトロールで使用するMACアドレスの指定が省略可能となります。

【変更点】

変更前

待機パトロールの設定時にMACアドレスの指定が必要です。

変更後

待機パトロールの設定時にMACアドレスの指定を省略した場合、MACアドレスは自動的に設定されます。

E.6.3.6 RIP方式

非互換内容】

RIP方式を廃止します。

【変更点】

変更前

RIP方式、高速切替/RIP方式を利用することができます。

変更後

RIP方式、高速切替/RIP方式を利用することはできません。

E.6.3.7 セルフチェック機能

非互換内容】

セルフチェック機能により、定期的に制御デーモンと仮想ドライバの状態を監視します。

【変更点】

変更前

制御デーモンと仮想ドライバの状態を監視しません。

変更後

制御デーモンと仮想ドライバの状態を監視し、動作に異常が発生した場合、ユーザに異常を通知することができます。
また、制御デーモンが停止した場合は、自動的に再起動されます。

E.6.3.8 エラー出力メッセージ(205)の変更

【非互換内容】

エラー出力メッセージ(205)を変更します。

【変更点】

変更前

20501: operation error: mode can't be changed for dual stack inteface.

変更後

20501: operation error: mode can't be changed for dual stack interface.