伝送路二重化機能の動作に異常が発生した場合には、調査資料として以下の資料を採取してください。なお、伝送路二重化機能の調査資料を一括して採取する場合は、”6.1.1 資料採取コマンド”を参照してください。
1) 各方式における共通の採取資料
伝送路二重化機能の動作に異常が発生した場合には、調査資料として以下の資料を採取してください。
現象発生時の詳細なオペレーション内容およびエラーメッセージ
コンソールログ(/var/adm/messages)ファイル
伝送路二重化機能のログファイル(/var/opt/FJSVhanet/log/*)
伝送路二重化機能の環境設定ファイル(/etc/opt/FJSVhanet/config/*)
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/dsphanet の実行結果
ifconfig -a の実行結果
netstat -ni の実行結果
netstat -nr の実行結果
netstat -np の実行結果
パケットトーレス(採取方法などについては、“6.2 パケットトレース”を参照してください。)
2) 高速切替方式における異常発生時
高速切替方式での異常発生時には、 ”1) 各方式における共通の採取資料” および以下の資料採取を行います。
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/dsphanet -o の実行結果
3) NIC切替方式における異常発生時
NIC切替方式での異常発生時には、 “1) 各方式における共通の採取資料” および以下の資料採取を行います。
ps -ef の実行結果
HUB監視機能のデバッグ情報(採取方法などについては、“6.1.2 デバッグ情報採取/出力コマンド”を参照してください。)
4) GS/SURE連携方式における異常発生時
GS/SURE連携方式での異常発生時には、 “1) 各方式における共通の採取資料” および以下の資料採取を行います。
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/dsphanet -c の実行結果
/opt/FJSVhanet/usr/sbin/dsppoll -c の実行結果
通信相手先監視機能のデバッグ情報(採取方法などについては、“6.1.2 デバッグ情報採取/出力コマンド”を参照してください。)