高速切替方式
図1.7 高速切替方式のシステム構成
NIC切替方式
図1.8 NIC切替方式のシステム構成
GS/SURE連携方式
図1.9 GS/SURE連携方式(GS/SURE通信機能)のシステム構成
図1.10 GS/SURE連携方式(TCP中継機能)のシステム構成
伝送路二重化機能は、以下のコンポーネントから構成されます。
本体装置 | SPARC M10、SPARC Enterprise | |
NIC(ネットワークインタフェースカード) | 本体LANおよび本体装置がサポートするカード | |
HUB(NIC切替方式による運用時) | 以下のHUBを使用する必要があります。
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基本ソフトウェア(OS) |
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インタフェース | 物理インタフェース | それぞれのNICにより生成されるインタフェースです。インタフェース名は、NICの種類によって決まります。(hmeX、qfeX等。) |
タグVLANインタフェース | タグVLAN機能(IEEE802.1Q)をサポートするNICにより生成される論理インタフェースです。インタフェース名は、NICの種類によって決まります。(ce1000、fjgi2001等) | |
仮想インタフェース | 伝送路二重化機能により生成されるインタフェース(sha0、sha1等)です。伝送路二重化機能を利用するTCP/IPアプリケーションは、本インタフェースに割り付けられた仮想ネットワーク(仮想IPアドレス)を通して通信を行います。なおNIC切替方式では、構成情報の識別子として仮想インタフェース名を使用しますが、仮想ネットワークは生成されません。この場合は、実ネットワークに対して論理IPアドレスが割り付けられます。伝送路二重化機能を利用するTCP/IPアプリケーションは、この論理IPアドレスを通して通信を行います。 | |
その他のインタフェース | リンクアグリゲーションインタフェース(aggr0、aggr1等)、および仮想ブリッジに接続された仮想NIC(vnic0、vnic1等)が使用できます。 | |
ネットワーク番号 | 高速切替方式およびGS/SURE連携方式 | 各物理インタフェース、および仮想インタフェースに対して、それぞれ異なるネットワーク番号を割り当てます。 |
NIC切替方式 | 本方式では仮想ネットワークを生成しないため、ネットワーク番号は1つだけ割り当てます。 | |
IPアドレス | 高速切替方式 | 各物理インタフェースまたは仮想インタフェースに対して1つのIPアドレスの割り当てが必要です。仮想インタフェースについては、複数のIPアドレスを割り当てることも可能です。本方式では、アドレス形式としてIPv4アドレスおよびIPv6アドレスの双方の使用が可能です。 |
NIC切替方式 | 1つのIPアドレスの割り当てが必要です。また、設定により複数のIPアドレスを割り当てることも可能です。本方式では、アドレス形式として、IPv4アドレスおよびIPv6アドレスの双方の使用が可能です。 | |
GS/SURE連携方式 | 各物理インタフェースまたは仮想インタフェースに対して1つのIPアドレスの割り当てが必要です。仮想インタフェースについては、複数のIPアドレスを割り当てることも可能です。なお、使用可能なアドレス形式はIPv4アドレスです。IPv6アドレスは使用できません。 |