アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの編集について説明します。
注意
再配備の場合、アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの編集は不要です。
■アプリケーション連携実行基盤定義ファイルのコピー
以下のディレクトリに格納されているアプリケーション連携実行基盤定義ファイルをコピーします。
コピー元
/opt/FJSVibsbc/deploy/apfwrt-config.xml
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\ijob\etc\deploy\apfwrt-config.xml
コピー先
任意のディレクトリです。
参考
以下の定義ファイルと同じディレクトリをコピー先にすると、準備が容易になります。
アプリケーションインタフェース定義ファイル (*_funcDef.xml)
アプリケーション呼出し定義ファイル (*_callHandler.xml)
■アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの編集
コピーしたアプリケーション連携実行基盤定義ファイルの以下の箇所を編集します。
COBOL実行環境の開設・閉鎖の設定
バッチアプリケーションが使用する文字コード
注意
上記以外の項目は編集しないでください。
COBOL実行環境の開設・閉鎖の設定
COBOLの実行環境の開設・閉鎖の設定を指定します。
編集するタグと値は以下のとおりです。
タグ名:cobol_usage(framework-configタグ配下)
設定値:以下を指定します。
該当のバッチワークユニットでCOBOLのバッチアプリケーションを実行する場合は、“by-request”を設定します。
なお、バッチワークユニットでC言語のバッチアプリケーションを実行する場合は、以下のように設定します。
1つのバッチワークユニットでC言語のバッチアプリケーションのみを実行する場合“off”を設定します。
1つのバッチワークユニットでC言語とCOBOLのバッチアプリケーションを実行する場合“by-request”を設定します。
注意
<cobol-usage>に“by-request”を指定した場合、C言語アプリケーションが動作する場合においても、COBOL実行環境の開設・閉鎖が行われます。このため、COBOLアプリケーションとC言語アプリケーションの配備先を分けることを推奨します。
バッチアプリケーションが使用する文字コード
バッチアプリケーションが使用する文字コードを設定します。配備先のバッチワークユニットの“4.2.4 バッチワークユニットの環境設定”の環境変数に設定した文字コードと同じ文字コードを設定する必要があります。
編集するタグと値は以下のとおりです。
タグ名:server-charset(framework-configタグ配下)
設定値:文字コードとして以下のいずれかを指定します。
EUCの場合:EUC
SJISの場合:SJISMS
UTF-8の場合:UTF8
EUCの場合:EUC
UTF-8の場合:UTF8
SJISの場合:SJISMS
UTF-8の場合:UTF8
例
バッチアプリケーションがCOBOLの場合で、使用するコード系としてEUCを指定した例を以下に示します。(太字が変更した部分です)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <apfw-config> <framework-config> <cobol-usage>by-request</cobol-usage> <server-charset>EUC</server-charset> |
*上記の例は、修正に関係のない行は省略しています