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Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
FUJITSU Software

2.2.1 ジョブ定義

ジョブ定義は、ジョブ全体の動作を設定します。ジョブ定義の構造を以下に示します。

ジョブ定義基本情報

ジョブ全体に関する情報を設定します。

ジョブ定義の環境変数定

バッチアプリケーションで使用する環境変数を設定します。環境変数はジョブ全体で有効です。

ジョブの終条件定義

各ステップの実行結果に応じてジョブを終了する条件を設定します。

ステップ定義

ジョブステップ定義とプロシジャ呼出しステップ定義の総称です。
ジョブステップ定義、プロシジャ呼出しステップ定義を1つ以上設定します。
ジョブステップ定義とプロシジャ呼出しステップ定義は混在して設定できます。

ジョブステップ定義

ジョブステップの情報を設定します。

プロシジャ呼出しステップ定義

プロシジャ呼出しステップの情報を設定します。

2.2.1.1 ジョブ定義の基本情報

ジョブの基本情報として以下を設定します。

ジョブ定義名

ジョブを識別する名前です。
ジョブ定義名は、バッチジョブ定義データベースのジョブ定義内で一意な値を設定します。


“ジョブ定義名+ジョブステップ名(プロシジャ呼出しステップ名を含む)”の長さが、“255-(インストールディレクトリ名の長さ+ホスト名の長さ+60)”以下になるように設定してください。


ジョブの実行結果の通知

ジョブの実行結果に、ジョブに関する情報を通知するか設定します。

参照

  • ジョブログについては、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“ジョブログ”を参照してください。

  • バッチジョブ定義情報の出力内容については、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチジョブ定義情報”を参照してください。

  • ジョブが使用する資源の獲得情報および解放情報の出力内容については、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチ実行サービスが出力したジョブメッセージ”、および“バッチアプリケーションの出力情報”を参照してください。

資源の獲得に失敗した場合の動作

バッチ実行基盤では、ジョブの実行時にジョブが使用する資源(ファイル)の排他を獲得します。この際に、獲得できなかった場合の動作を、以下から選択します。

注意

以下の場合、ジョブは指定した世代とは異なる世代を参照してしまう可能性があります。

  • ジョブの排他待ちが発生した場合(資源の獲得に失敗した場合の動作に[すべての資源の排他を獲得できるまで、ジョブの実行を待ち合わせる]を指定している場合)、かつ

  • 排他獲得中の他のジョブによって、世代が作成(世代番号が更新)された場合、かつ

  • 排他待ち終了後のジョブが同じ世代ファイルを相対世代番号で参照する場合


コメント

ジョブ定義に関するコメントを記述します。
コメントを、ジョブ情報として、ジョブログに出力できます。


参照

ジョブ情報については、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“ジョブ情報の出力形式”を参照してください。

2.2.1.2 ジョブ定義の環境変数定義

バッチアプリケーションで使用する環境変数を設定します。環境変数はジョブ全体で有効です。
環境変数の優先度は、以下のとおりです。

資源定義の資源名 > バッチアプリケーション定義の環境変数定義 > ジョブ定義の環境変数定義 > バッチワークユニットの環境変数

参照

  • バッチアプリケーション定義の環境変数定義については、“バッチアプリケーションに渡す環境変数”を参照してください。

  • 資源定義の資源名については、“2.2.2.4 資源定義”を参照してください。

  • バッチワークユニットの環境変数については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“環境変数の設定指針”を参照してください。

2.2.1.3 ジョブの終了条件定義

ジョブの終了条件を設定します。
ジョブの終了条件について、ジョブステップの流れに沿って説明します。

参照

  • 終了条件にかかわらずジョブが異常終了したとして扱われることの詳細は、“2.2.2.2 ジョブステップ定義の実行条件定義”を参照してください。

  • アプリケーション異常終了の復帰コードの設定については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“アプリケーション異常終了の復帰コードの設定”を参照してください。