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WSMGR ソフトウェア開発キット V8 使用手引書
FUJITSU Software

4.3.3 DC READ

DUET会話型データの受信


【呼出形式(C)】

UINT  XWSIAPI
XWSI_DC_READ(ReqHandle,ws_errno,mode,wait_time,read_data)

USHORT          ReqHandle    リクエストハンドル
UINT           *ws_errno     処理結果
USHORT          mode         データ受取方法
USHORT          wait_time    応答待ち時間
XWsiWsaData    *read_data    受信データ

【機能】

ホストからのデータ受信を、DUET会話型データ転送インタフェースに要求します。

要求方法には、NON WAITモードとWAITモードの2つのモードがあります。

WAITモードは、ホストからデータを受信するまで待ちます。このときにAPL から指定された時間内にデータを受信できなかったときはエラーを返します。

NON WAITは、すでにデータ受信済であればデータを返します。データ未受信時はエラーを返します。


【引数】

ReqHandle

WSMGR OPENコマンドによって得られたリクエストハンドル。

ws_errno

処理結果が格納されるアドレス。

mode

データ受け取り方法。

  • XWSIDC_NONWAIT  (0):  NON WAITモード
    ホストからのデータを受信済であればデータを返します。
    未受信時は、ws_errno にエラーコードが返ります。

  • XWSIDC_WAIT  (1):  WAITモード
    ホストからのデータを受信するまで待ちます。
    タイムアウト時は、ws_errno にエラーレスポンスが返ります。

wait_time

WAITモード時のデータ待ち時間(単位:秒)。

read_data

MSG データ長(MAX 4086byte)、MSG データ先頭アドレスが格納される領域のアドレス。
MSG データの格納領域はシステムから確保してAPL に渡す領域なので、不必要になったときは(データ長が‘0’の場合でも)、WSMGR FREEにより開放してください。


【関数返却値】

XWSIWSAPI_GOOD

(0)

WSAPI が正常に処理されました。

XWSIWSOS_ERR

(1)

WSMGR でWindows API コールを行いその結果エラーになった場合、設定されます。また、そのとき受け取ったエラーコードをws_errno に格納します。

XWSIWSAPI_ERR

(2)

WSAPI が異常で終了したことを示します。
エラー詳細は、ws_errno に格納されます。


【出力】

ws_errno

関数返却値 = XWSIWSOS_ERR (1) のとき
Windows API コールから返されるエラーコードが格納されます。
エラーコードはWin32エラーコードが返ります。

関数返却値 = XWSIWSAPI_ERR (2) のとき
WSAPI のエラーコード一覧を参照してください。

関数返却値 = XWSIWSAPI_GOOD (0) のとき
意味を持たないのでアプリケーションで参照する必要はありません。

read_data

受信データ(データ量は最大4086バイト)。

1)datalen

受信データ長

2)data

受信データ格納アドレス。この領域はAPL で不要になった時、WSMGR FREEで開放してください。