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WSMGR ソフトウェア開発キット V8 使用手引書
FUJITSU Software

4.1.5 WSMGR FREE

受信可変長データエリアの開放


【呼出形式(C)】

UINT   XWSIAPI
XWSI_FREE(ReqHandle,ws_errno, free_buffer)

USHORT      ReqHandle       リクエストハンドル
UINT       *ws_errno        処理結果
VOID       *free_buffer     開放する可変長データエリアアドレス

【機能】

WSMGRから受け取った可変長データエリアを開放します。可変長データエリアは、KC RECEIVE、DC READで受信した領域です。

開放するタイミングは、アプリケーションでKC RECEIVE、DC READで受け取ったデータを処理し終わったときに行います。これによりこの領域は、OSに返されます。WSMGR FREEを行った後に、アプリケーションでこのデータを参照するとトラップ割り込みが発生します。


【引数】

ReqHandle

WSMGR OPEN によって得られたリクエストハンドル。

ws_errno

処理結果が格納されるアドレス。

free_buffer

開放する可変長データエリアのアドレス。

KC RECEIVE

recv-buffer

DC READ

read_data

注意

指定アドレスが不正の場合、Callしたプロセスが異常終了する場合があります。


【関数返却値】

XWSIWSAPI_GOOD

(0)

WSAPI が正常に処理されました。

XWSIWSOS_ERR

(1)

WSMGRでWindows API コールを行いその結果エラーになった場合、設定されます。また、そのとき受け取ったエラーコードをws_errno に格納します。

XWSIWSAPI_ERR

(2)

WSAPI が異常で終了したことを示します。
エラー詳細は、ws_errno に格納されます。


【出力】

ws_errno

関数返却値 = XWSIWSOS_ERR (1) のとき
Windows API コールから返されるエラーコードが格納されます。
エラーコードはWin32エラーコードが返ります。

関数返却値 = XWSIWSAPI_ERR (2) のとき
WSAPI のエラーコード一覧を参照してください。

関数返却値 = XWSIWSAPI_GOOD (0) のとき
意味を持たないのでアプリケーションで参照する必要はありません。