利用している機能を変更したい場合や他製品で使用されているパッケージを残して本製品をアンインストールしたい場合などには、uninstall.shを使用することで、選択したパッケージのみをアンインストールすることができます。
以下の手順でアンインストールしてください。
1. システム上でスーパユーザになります。
# su <RETURN>
2. uninstall.shを実行し、アンインストールを行います。
# /opt/FJSVisas/uninstall/uninstall.sh <RETURN>
注意
アンインストール中に削除されるディレクトリからアンインストールを実行した場合、アンインストールに失敗することがありますので注意してください。基本的に以下のディレクトリからは実行しないでください。
“インストールディレクトリ/パッケージ名”および“/opt/パッケージ名”配下
“定義ファイルディレクトリ/パッケージ名”および“/etc/opt/パッケージ名”配下
“テンポラリファイルディレクトリ/パッケージ名”および“/var/opt/パッケージ名”配下
3. 本製品を構成するパッケージの一覧が表示されます。アンインストールするパッケージの番号を“,”で区切って入力してください(例: 1,2,3 <RETURN>)。すべてのパッケージをアンインストールする場合はall <RETURN>を入力してください。
+----------------------------------------------------------+ | Interstage Application Server Standard-J Edition V12.0.0 | | | | Copyright 1995-2017 FUJITSU LIMITED | +----------------------------------------------------------+ Packages: 1 FJSVisje7 Interstage Java EE 7 2 FJSVpcmi Process Continuity Management Infrastructure 3 FJSVwsc Web Server Connector(for Interstage HTTP Server 2.2) 4 FJSVahs Interstage HTTP Server 2.2 5 FJSVisgui Interstage Management Console 6 FJSVsvmon Web Service Monitor 7 FJSVisjmx Interstage JMX Service 8 FJSVihs Interstage HTTP Server 9 FJSVjs2su Interstage JServlet (OperationManagement) 10 FJSVssocm Interstage Single Sign-on Common Library 11 FJSVssoaz Interstage Single Sign-on Business server 12 FSUNod ObjectDirector 13 FSUNtd TransactionDirector 14 FJSVjdk8 Fujitsu Java Development Kit 8 * 15 FJSVisscs Interstage Secure Communication Service * 16 FJSVsmee S/MIME & EE Certificate Management Package * 17 FJSVsclr Securecrypto Library RunTime * 18 FJSVirep Interstage Directory Service * 19 FJSVirepc Interstage Directory Service Software Development Kit * 20 FSUNextp Transaction Processing Monitor * 21 FJSVtdis The operational commands for Interstage * 22 FJSVisas Interstage Application Server Management Function * 23 FJSVisco Interstage Collective Information Collection Function パッケージを選択してください。複数選択する場合、","で区切って指定してください。[?,??,all,q]:
注意
インストール済みのパッケージは番号の左横に*が表示されます。all指定などでインストールされていないパッケージが選択された場合、インストール済みのパッケージのみアンインストールされます。
アンインストール時のパッケージ番号は、インストール時のパッケージ番号と逆となっています。
FJSVisasおよびFJSViscoは、保守やトラブル調査で必要なパッケージです。他のパッケージを残す場合は、削除しないでください。特にFJSVisasを削除した場合は、uninstall.shおよび「アンインストールと管理(ミドルウェア)」に登録されている製品情報が削除されます。他製品で使用するためにパッケージを残す場合を除いて実施しないでください。
4. 表示された情報でアンインストールを開始する場合はy <RETURN>を入力してください。
アンインストール情報: アンインストールパッケージ: FJSVsmee FJSVsclr FJSVirep FJSVirepc FJSVjdk8 FSUNextp FJSVtdis FJSVisas FJSVisco FJSVpcmi FJSVisje7 アンインストールを開始しますか? [y,q]:
注意
一部の機能を残してアンインストールする場合、依存を持つパッケージも残す必要があります。
また、一部の機能を再インストールするためにアンインストールする場合、依存するパッケージも同時にアンインストールする必要があります。
パッケージの依存関係については、“1.2.3 必要なパッケージ”を参照してください。
5. システムをリブートします。
# cd / <RETURN> # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 <RETURN>