1つの仮想インタフェース上に複数のIPアドレス(論理仮想インタフェース)を定義することができます。この機能により、アプリケーション単位に異なるIPアドレスを使用することができます。
以下の図2.22 論理仮想インタフェース定義例に、仮想インタフェースsha0にIPアドレス(論理仮想インタフェース)を3つ追加定義した場合の例を示します。
図2.22 論理仮想インタフェース定義例
上記の図においてsha0:2などのことを、以降、論理仮想インタフェースと呼びます。論理仮想インタフェースが属する仮想インタフェースと同じサブネット内のアドレスを論理仮想インタフェースに付与してください。クラスタシステム上での運用の場合は、引継ぎアドレスと同じサブネット内のアドレスを付与してください。
注意
本機能は、高速切替方式の場合のみ使用できます。GS/SURE連携方式では使用できません。
NIC切替方式の場合は、物理インタフェース共有機能を使用することにより、本機能と同等の処理(1つの物理インタフェースに複数のIPアドレスを割当てる処理)を行うことができます。