5.2 CEECZST

以前に割り振られたヒープ・エレメントのサイズを変更します。

ヒープ・エレメントの内容は、新しいサイズの方が長ければそのまま保存され、短ければ新しいサイズ分だけ残ります。

指定方法

呼出しの記述

CALL "CEECZST" USING
    BY REFERENCE ADDRSS, 
    BY REFERENCE NEWSIZE, 
    BY REFERENCE FC.

パラメタのデータ定義

01 ADDRSS  USAGE POINTER.
01 NEWSIZE PIC S9(9) BINARY. 
01 FC.
   02 Condition-Token-Value.
   COPY CEEIGZCT.
       03 Case-1-Condition-ID.
           04 Severity PIC S9(4) BINARY.
           04 Msg-No   PIC S9(4) BINARY.
       03 Case-2-Condition-ID
           REDEFINES Case-1-Condition-ID.
           04 Class-Code PIC S9(4) BINARY.
           04 Cause-Code PIC S9(4) BINARY.
       03 Case-Sev-Ctl PIC X.
       03 Facility-ID PIC XXX.
   02 I-S-Info PIC S9(9) BINARY.

ADDRSS (入出力): 入力では、このパラメタには、以前のCEEGTST 呼び出しで戻されたアドレスを設定します。出力では、新たに割り振られたストレージの最初のバイトのアドレスが、このパラメタに返却されます。

NEWSIZE (入力): 新しいヒープ・エレメントのために割り振られるストレージのバイト数を指定します。

FC (出力)

フィードバック・コード域を指定します。

返却されるフィードバック・コードとコードの意味は以下のとおりです。

コード	重大度 (Severity)	メッセージ番号 (Msg-No)	意味
CEE000	0	0	成功
CEE0P2	4	0802	ヒープ・ストレージの制御情報が壊れています。
CEE0P8	3	0808	ストレージ取得(CEEGTST)要求または再割り振り(CEECZST)要求のストレージのサイズが、正の数ではありません。
CEE0PA	3	0810	ストレージ解放要求のストレージ・アドレスが認識されなかったか、ヒープ・ストレージ制御情報が壊れています。
CEE0PD	3	0813	ストレージ取得(CEECZST)要求を満たすために十分なストレージがありません。