PowerCOBOL V1.0L10で作成したプロジェクトを変換する場合、「B.7.1 V3.0以前からの留意事項」、「B.7.2 V2.0以前からの留意事項」および「B.7.3 V1.0以前からの留意事項)」に加え、以下のような留意事項があります。
表アイテム
V1.0L10では、表アイテムのセルがフォーカスを受け取ったときにEDITイベントが発生しました。
V1.0L20以降、表アイテムのセルがフォーカスを受け取ったあと、どれかのキーを押したとき、またはセルをダブルクリックしたときにEDITイベントが発生するように、仕様が変更されています。
V1.0L10で作成したプロジェクトを変換した場合は、そのままビルドすることにより、V1.0のときと同じように動作するアプリケーションを作成することができます。
ただし、本バージョンで、V1.0L10と同じように動作するアプリケーションを新規に設計する場合は、表コントロールのプロパティ設定ダイアログボックスで、以下の設定をしてください。
表コントロールのプロパティ設定ダイアログボックスを開きます。
[列スタイル]タブの[列リスト]から、EDITイベントを発生させる列をすべて選択します。
[自動編集状態]をチェック状態にします。
OKボタンをクリックします。
PICTURE編集アイテム
V1.0L10では、PICTURE編集アイテムがフォーカスを受け取ったときにEDITイベントが発生しました。
V1.0L20以降、PICTURE編集アイテムがフォーカスを受け取ったあと、どれかのキーを押したときにEDITイベントが発生するように、仕様が変更されています。
V1.0L10で作成したプロジェクトを変換した場合は、そのままビルドすることにより、V1.0のときと同じように動作するアプリケーションを作成できます。
ただし、本バージョンで、V1.0L10と同じように動作するアプリケーションを、新規に設計する場合は、テキストボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスで、以下の設定をしてください。
テキストボックスコントロールのプロパティ設定ダイアログボックスを開きます。
[テキストボックス]タブの[編集状態になったとき]をチェック状態にします。
[シングルライン]タブを開きます。
[編集可能なラベルとして使用]をチェック状態にします。
[フォーカス取得時に自動で編集状態]をチェック状態にします。
OKボタンをクリックします。
POWERCOB.COB