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NetCOBOL V12.0 ユーザーズガイド(UNIX分散開発編)
FUJITSU Software

A.1.1 富士通のCOBOL製品の変遷

富士通のCOBOL製品は、その製品体系がOSIV系とオープン系の2系統に分かれています。

OSIV系はANSI/ISO COBOL85規格を実装したCOBOL85という製品です。この製品は、他のミドルウェアとの連携機能の強化がいくつかの点で行われていることを除けば、言語としての機能追加はまったく行われていない安定した製品です。

これに対して、オープン系製品は、COBOL85規格の1989年追補機能やXPG仕様をサポートしたCOBOL85 V12L30を皮切りに、数多くの機能エンハンスにともなってバージョンアップを行い、現在では製品名もNetCOBOLに変わっています。

以下に、富士通のCOBOL製品の製品系列とその変遷を示します。

表A.1 富士通のCOBOL製品の変遷

時期

(西暦)

汎用機(OSIVシステム)

オープン系プラットフォーム

製品名

主な機能追加等

製品名

主な機能追加等

1985

COBOL85

初版提供開始

:

:

1989

V12L20提供開始

1990

SQL機能対応

1991

RDBII R/W対応

1992

PowerCOBOL85

Solaris、Windows対応

XPG仕様、組込み関数

1993

トランザクション出口対応

1994

1995

通信データベース機能対応

AIMエンハンス対応

1996

1997

PowerCOBOL97

オブジェクト指向機能

1998

1999

2000

2001

NetCOBOL

2002

.NET Framework対応

2003

Linux対応

2004

2005

Linux(Itanium)対応

2006

2007

Windows for Itanium対応

2008

2009

Windows for x64対応

Linux(64)対応

2010

2011

2012

2013

Solaris(64)対応