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NetCOBOL V12.0 ユーザーズガイド(UNIX分散開発編)
FUJITSU Software

5.2.3 リモートデバッグの操作

クライアント側デバッガの応答がなくなる

現象

デバッグ操作しているときに、クライアント側のリモートデバッガの応答がなくなってしまう。

解説

様々な要因が考えられますが、主に以下の原因が考えられます。

  1. 被デバッグプログラムがキー入力(ACCEPT文,STOP文など)を要求している。

  2. 被デバッグプログラムが無限ループをしている。

  3. マルチスレッド環境において、他言語プログラムとの間でスレッドデッドロックが発生している。

対処
  1. 端末からキー入力ができる場合は、キー入力を行ってください。端末からキー入力ができない場合は、アテンションキーを押してリモートデバッガを終了してください。

  2. アテンションキーを押して無限ループを一時停止し、ループ処理を迂回するなどの操作をしてください。

  3. アテンションキーを押してリモートデバッガを終了してください。リモートデバッガはマルチスレッドのプログラムをデバッグできません。

被デバッグプログラムの応答がなくなる

現象

アタッチ形式でリモートデバッグをしているときに、クライアント側のリモートデバッガを強制終了しても、サーバ側の被デバッグプログラムの実行継続がされない。

解説

様々な要因が考えられますが、主に以下の原因が考えられます。

  • ネットワーク環境など、何らかの理由により、被デバッグプログラムをデバッガ配下から解放できなかった。

対処

以下の方法で、被デバッグプログラムのプロセスを強制中断させてください。

  • コンソール画面からCtrl+Cを入力する。

  • コンソール画面を別途立ち上げ、被デバッグプログラムのプロセスを強制終了させます。

    1. psコマンドを実行して、実行されているプロセス一覧を表示します。(注)

    2. 表示されたプロセスのうち、被デバッグプログラムのプロセスIDに対してkillコマンドを実行し、プロセスを終了させます。(注)

注  :  開発管理者のみ実施してください。一般の開発者は開発管理者に相談してください。