サーバ側のリモートデバッガコネクタの起動に失敗する
一般形式のリモートデバッグにおいて、サーバ側のリモートデバッガコネクタの起動を行ったとき、エラーメッセージが表示されて失敗する。
Address already in use
サーバ側のリモートデバッガコネクタを起動するとき、クライアント側との通信に必要なポートを開こうとしますが、指定されたポート番号(指定されない場合には標準のポート(59998))は既に使用されているため、ポートが使用できずに起動に失敗します。
ポート番号が既に使用されている原因として、以下の場合が考えられます。
別のリモートデバッガコネクタで既に使用している。
以前リモートデバッグを行ったプログラムがゾンビプロセスとして残っている。
以下のいずれかを行います。
別のポート番号を指定して、サーバ側のリモートデバッガコネクタを起動し直してください。
ゾンビプロセスを終了させてから、リモートデバッガコネクタを起動し直してください。
psコマンドを実行して、実行されているプロセス一覧を表示します。(注)
表示されたプロセスのうち、以下がゾンビプロセスの場合には、killコマンドで終了させます。(注)
(ア) サーバ側のリモートデバッガコネクタ(svdrds)
(イ) サーバ側のデバッガ(svdrdm)
(ウ) デバッグ対象プログラム
サーバ側のリモートデバッガコネクタを起動し直します。
注 : 開発管理者のみ実施してください。一般の開発者は開発管理者に相談してください。
クライアント側のリモートデバッガコネクタの起動に失敗する
アタッチ形式のリモートデバッグにおいて、クライアント側のリモートデバッガコネクタの起動を行ったとき、エラーメッセージ「Windowsセキュリティの重要な警告 コンピュータを保護するため、このプログラムの機能の一部がWindowsファイアウォールでブロックされています。」が表示されて失敗する。
“Windowsファイアウォール”が有効となっています。
“2.3.2.5 Windowsファイアウォールの例外設定”を参照してください。
クライアント側のリモートデバッガコネクタの起動に失敗する
アタッチ形式のリモートデバッグにおいて、クライアント側のリモートデバッガコネクタの起動を行ったとき、エラーメッセージが表示されて失敗する。
クライアント側のリモートデバッガコネクタを起動するとき、クライアント側との通信に必要なポートを開こうとしますが、設定されているポート番号は既に使用されているため、ポートが使用できずに起動に失敗します。
ポート番号が既に使用されている原因として、以下の場合が考えられます。
別のアプリケーションで既に使用している。
以前リモートデバッグを行ったプログラムがゾンビプロセスとして残っている。
以下のいずれかを行います。
〔ポート番号の変更〕ダイアログで、別のポート番号を指定します。
タスクトレイに常駐しているリモートデバッガコネクタのアイコンを右クリックして、表示されるメニューから“環境設定”を選択します。
〔リモートデバッガコネクタ〕ダイアログの〔ポート番号の変更〕ボタンをクリックします。
〔ポート番号の変更〕ダイアログで、別のポート番号を指定します。
〔ポート番号の変更〕ダイアログの〔OK〕ボタンをクリックします。
〔リモートデバッガコネクタ〕ダイアログの〔OK〕ボタンをクリックします。
以前リモートデバッグを行ったプログラムがゾンビプロセスとして残っている。
psコマンドを実行して、実行されているプロセス一覧を表示します。(注)
表示されたプロセスのうち、以下がゾンビプロセスの場合には、killコマンドで終了させます。(注)
(ア) サーバ側のリモートデバッガコネクタ(svdrds)
(イ) サーバ側のデバッガ(svdrdm)
(ウ) デバッグ対象プログラム
クライアント側のリモートデバッガコネクタを起動し直します。
注 : 開発管理者のみ実施してください。一般の開発者は開発管理者に相談してください。