本節では、クラスタサービスの環境削除について、以下の順に説明します。
MQD用のディスクリソースを確認する
MQDのリソースをオフラインにする
MQDのリソースを削除する
MQD環境を削除する
作業の流れは、図6.10 MQDの環境削除手順のとおりです。
図6.10 MQDの環境削除手順
MQDの環境を削除する場合、MQD用のディスクリソースがオンラインになっているノードで資源を削除することになります。資源の削除は、mqdsetupを実行するときに“-h”を指定していなかったノードで実行します。そのため、“-h”を指定せずにmqdsetupを実行したノードで、MQDのディスクリソースがオンラインになっていることを確認してください。もし、オンラインになっているノードが異なる場合は、ディスクリソースをクラスタアドミニストレータにより移動してください。
クラスタアドミニストレータを使用して、MQDのリソースをオフラインにします。この操作により、MQDが停止します。
クラスタアドミニストレータを使用して、MQDのリソースを削除します。
MQDの拡張機能の環境を削除します。MQDの拡張機能はMQDの基本機能の環境を削除する際に、一括して削除することが可能ですので、ここでは何もせず、MQDの基本機能の環境を削除するに進んでもよいです。
MQDの拡張機能の環境は片側のノードのみで実施します。MQD用のディスクリソースがオンラインになっているノードで各拡張機能の環境削除コマンドを実行してください。
イベントチャネル連携サービスの場合
イベントチャネル連携サービスをCORBAサービスから削除するコマンド(mqdnsgwrlsserver)はInterstageを起動した状態で、双方のノードで実行してください。
MQDの環境を運用系ノード、待機系ノードともに削除します。双方のノードの環境削除順序は問いません。環境を-hオプション指定で作成していないノードで環境削除を行う場合は、切替えディスクにアクセスできる状態でなければなりません。