業務ロジックを記述したCOBOLソースファイルと、[COBOL実行基盤インタフェース生成]画面で生成したCOBOL実行基盤インタフェースソースファイルをあわせて、アプリケーションライブラリを作成します。
[ソースファイル]フォルダに、業務ロジックとCOBOL実行基盤インタフェースソースファイルが格納されていることを確認して、メイクファイルを生成しなおしてください。メイクファイルの作成方法については、“業務ロジックの作成”で示した“4.1.3.2.1 メイクファイルの生成”を参照してください。
アプリケーションライブラリは“業務ロジックの作成”で示した“4.1.3.2.2 ビルド”の手順を参照して、“デバッグモード”で作成します。
ビルドを行う前にプロジェクトのコンテキストメニューの[リモート開発] > [デバッグモードでビルド]がチェックされた状態であることを確認してください。
注意
リモートデバッグ機能を使用してテストを行わない場合、または運用環境に配備する場合には、[デバッグモードでビルド]のチェックを解除した状態でアプリケーションライブラリのビルドを行ってください。
プロジェクトごとに、以下のアプリケーションライブラリがリモート開発の設定で指定したサーバディレクトリに生成されます。
プロジェクト名 | ライブラリ名 | サーバディレクトリ |
---|---|---|
PAYMENTCHANGE | libPAYMENTCHANGE.so | /home/ibas/build_work/PAYMENT/PAYMENTCHANGE |
STOCKCHANGE | libSTOCKCHANGE.so | /home/ibas/build_work/STOCK/STOCKCHANGE |
STOCKGETITEM | libSTOCKGETITEM.so | /home/ibas/build_work/STOCK/STOCKGETITEM |
STOCKGETITEMS | libSTOCKGETITEMS.so | /home/ibas/build_work/STOCK/STOCKGETITEMS |
業務ロジックを記述したCOBOLソースファイルと[COBOL実行基盤インタフェース生成]ウィザードで生成したCOBOL実行基盤インタフェースソースファイルをあわせてアプリケーションライブラリを作成します。
“実行基盤インタフェースの生成”で出力したCOBOL実行基盤インタフェースソースファイルのうち、“_apfwcdr.cob”で終わる以下のファイルには、1つのソースファイルに複数の翻訳単位が含まれます。
1つのソースファイルに複数の翻訳単位が含まれるソースファイルをコンパイルするため、ターゲットオブジェクトを指定する必要があります。
ターゲットオブジェクトを指定するには、対象のソースファイルを選択して、コンテキストメニューから[ターゲットオブジェクトを指定する]を選択して、チェック状態にしてください。
本サンプルプログラムでは、以下に示したソースファイルに対して、ターゲットオブジェクトを指定してください。
プロジェクト名 | ファイル名 |
---|---|
PAYMENTCHANGE | PAYMENTCHANGE_apfwcdr.cob |
STOCKCHANGE | STOCKCHANGE_apfwcdr.cob |
STOCKGETITEM | STOCKGETITEM_apfwcdr.cob |
STOCKGETITEMS | STOCKGETITEMS_apfwcdr.cob |
ターゲットオブジェクトを指定した後、各プロジェクトで、“4.1.3.3 コンパイル・リンク・デバッグ”で示した手順の通りに翻訳オプション、およびリンクオプションの設定が完了していることを確認して、プロジェクトのコンテキストメニューから[プロジェクトのビルド]、または[プロジェクトの再ビルド]を選択してください。
ビルドの実行が完了後、プロジェクトごとに以下のアプリケーションライブラリが生成されます。
プロジェクト名 | ライブラリ名 |
---|---|
PAYMENTCHANGE | PAYMENTCHANGE.dll |
STOCKCHANGE | STOCKCHANGE.dll |
STOCKGETITEM | STOCKGETITEM.dll |
STOCKGETITEMS | STOCKGETITEMS.dll |
ポイント
Interstage Studioのメニューバーの[プロジェクト] > [自動的にビルド]がチェックされている場合、ビルドは自動で実行されるため、プロジェクトのコンテキストメニューには[プロジェクトのビルド]は表示されません。