オンデマンド型のオンライン・バッチ連携業務を実現するために、以下の一連の処理を制御する機能をオンデマンド連携サービスのエクスポートユーティリティとして提供します。
高信頼性ログに蓄積されたユーザログの退避
退避したユーザログから必要なデータの抽出
バッチ処理などのユーザ処理の実行
エクスポートユーティリティは、ユーザが作成する定義ファイルに設定された内容に従ってデータ退避およびデータ抽出を実行します。
定義ファイルはXML形式で記述します。詳細は“Interstage Business Application Server リファレンス”の“エクスポートユーティリティ定義ファイルリファレンス”を参照してください。
ユーザログを蓄積する高信頼性ログについては、“4.3.1 高信頼性ログ”を参照してください。
エクスポートユーティリティは、以下で構成されています。
データ退避処理
データ退避処理では、高信頼性ログに蓄積されたユーザログを退避します。退避したユーザログは、退避データファイルに出力されます。
データ抽出処理
データ抽出処理では、データ退避処理で退避したユーザログを抽出条件に応じて必要なデータ(ユーザログ本文)を抽出します。抽出データは、抽出データファイルに出力されます。抽出データファイルは、レコード順ファイルで出力することも可能です。
エクスポートユーティリティ後処理
エクスポートユーティリティ後処理では、退避データファイルおよび抽出データファイルをバックアップやバッチ処理への入力といったユーザ任意の処理が実行できます。
詳細は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“エクスポートユーティリティの設計と環境作成”を参照してください。
ポイント
バイナリデータをレコード順ファイルとして扱うことにより、COBOLアプリケーションにおいてCOBOL集団項目のデータを扱うことが可能です。