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Interstage Business Application Server 解説書
FUJITSU Software

3.5.1 メッセージトラッキング機能

同一メッセージが複数サーバ間を流れるようなシステムを構築した際、メッセージの流れを確認するためには、各サーバ単位に出力されるログを参照しなければなりませんでした。ユーザは各サーバの処理状況を順に参照し、処理が正常に行われているかを確認する必要があり、状況確認を行うための負荷が高いという問題があります。異常発生時における状況確認においても、ユーザは同様の作業が必要となります。
メッセージトラッキング機能を使用することにより、ユーザはInterstage管理コンソールの画面上から、複数サーバ間を流れるメッセージ処理のエラー状況を一度に参照することができるため、ユーザの負荷が軽減されます。
以下に、メッセージトラッキングにおける従来の運用とアプリケーション連携実行基盤での運用を比較した概要図を示します。