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Interstage Application Server V12.0.0 Interstage HTTP Server 運用ガイド
FUJITSU Software

2.10 プロキシ機能

Interstage HTTP Serverでは、プロキシ機能を実装しています。
プロキシ機能には、以下の2種類があります。

注意

プロキシサーバがWebブラウザ(クライアント)からリクエストを受信する際に、受信したリクエストメッセージ本文のサイズがContent-Lengthヘッダの設定値よりも小さい場合、Content-Lengthヘッダの値を受信したリクエストメッセージ本文のサイズ(単位:バイト)に書き換えて、Webサーバにリクエストを転送します。


フォワードプロキシ

フォワードプロキシは、クライアントとWebサーバの間のクライアント側に位置し、クライアントの要求を代理してWebサーバにアクセスします。
一般的に、本機能は、ファイアウォールで制限される内部ネットワークのクライアントから外部ネットワークのWebサーバへのアクセスを許可するために使用されます。また、プロキシサーバでは、Webサーバからのデータをキャッシュに保存できます。
フォワードプロキシ機能は、環境定義ファイル(httpd.conf)で設定します。


参照

設定方法については、「3.2.15 プロキシ機能の設定」の「フォワードプロキシ」を参照してください。

注意

フォワードプロキシ機能を使用する場合、Webブラウザにおいてプロキシサーバを使用する設定を行ってください。


リバースプロキシ

リバースプロキシは、クライアントとWebサーバの間のWebサーバ側に位置し、Webサーバの代理でクライアントの要求を受け付けます。
一般的に、本機能は、外部ネットワークのクライアントからファイアウォールで制限される内部ネットワークのWebサーバへのアクセスを代行するために使用されます。また、プロキシサーバでは、Webサーバからのデータをキャッシュに保存できます。さらに、複数のホストに分散しているコンテンツなどを1つのホストが提供しているようにみせることが可能となります。
リバースプロキシ機能は、環境定義ファイル(httpd.conf)で設定します。


参照

設定方法については、「3.2.15 プロキシ機能の設定」の「リバースプロキシ」を参照してください。

注意

リバースプロキシ機能を使用する場合、リバースプロキシサーバとWebサーバ間の通信においてSSLは使用できません。