jvisualvm を使用する場合、画面に日本語文字が正しく表示されない場合があります。
その場合は、以下の対処を実施してください。
fontconfigによる以下のパターンマッチング結果で、一番最初に日本語フォントがリストされるように環境設定してください。
sans:weight=regular:slant=roman:lang=ja-JP |
例
fc-matchコマンドによるパターンマッチング結果の確認方法
fc-matchコマンドで、パターンのマッチング結果を検索し、日本語フォントが出力されることを確認します。fc-matchコマンドの詳細については、manコマンドでfc-match(1)を参照してください。
$fc-match sans:weight=regular:slant=roman:lang=ja-JP |
例
「.fonts.conf」ファイルによるfontconfigのパターンマッチング設定方法
日本語フォントがパターンマッチングの先頭になるように「.fonts.conf」ファイルを作成し、jvisualvmを起動するユーザのホームディレクトリに配置します。
なお、「.fonts.conf」ファイルは、jvisualvmだけでなく、fontconfigを使用するその他のアプリケーションにも影響しますので、注意してください。
.fonts.confの詳細については、manコマンドでfonts-conf(5)を参照してください。
「.fonts.conf」ファイルの例
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <!-- ~/.fonts.conf for per-user font configuration --> <fontconfig> <match target="pattern"> <!-- Condition --> <test name="family" compare="contains"> <string>sans</string> </test> <test name="weight" compare="contains"> <const>regular</const> </test> <test name="slant" compare="contains"> <const>roman</const> </test> <test name="lang" compare="contains"> <string>ja-JP</string> </test> <!-- Insert "ja" into list of "lang". --> <edit name="lang" mode="prepend_first"> <string>ja</string> </edit> <!-- Insert font name explicitly into list of "family". --> <edit name="family" mode="prepend_first"> <string>VL PGothic</string> </edit> </match> <match target="pattern"> <!-- Condition --> <test name="family" compare="contains"> <string>sans</string> </test> <test name="weight" compare="contains"> <const>regular</const> </test> <test name="slant" compare="contains"> <const>roman</const> </test> <test name="lang" compare="contains"> <string>ja</string> </test> <!-- Insert "ja" into list of "lang". --> <edit name="lang" mode="prepend_first"> <string>ja</string> </edit> <!-- Insert font name explicitly into list of "family". --> <edit name="family" mode="prepend_first"> <string>VL PGothic</string> </edit> </match> </fontconfig>
GNOMEなどのデスクトップ環境の設定を変更し、デフォルトフォントを日本語フォントに設定してください。
例
RHEL7上でGNOMEデスクトップ環境を使用している場合のデフォルトフォントの設定方法
Tweak Toolを起動する。
[フォント] > [デフォルトのフォント] を選択する。
日本語フォントを選択する。
RHEL7 上で 32ビットモードのJDKを使用している場合に、jvisualvmで日本語を正しく表示するためには、インストールが必要なライブラリがあります。
詳細については、“インストールガイド”の“特定の機能に関する注意事項”の“JDK/JRE”を参照してください。
jvisualvm を使用する場合、以下の情報はサポート対象外です。
概要タブの“JVMフラグ”
解析対象に巨大なサイズのヒープダンプを指定した場合、メモリ不足となる場合があります。
その場合、jvisualvmが使用するメモリ割り当てプールの最大値を調整してください。
例
メモリ割り当てプールの最大値を1024MBに指定して、JDK8 jvisualvmを使用する場合
[JDK8インストール先フォルダ名]\bin\jvisualvm.exe -J-Xmx1024m |
[JDK8インストール先フォルダ名]/bin/jvisualvm -J-Xmx1024m |
OQLコンソールは使用できません。
リモートマシン上で動作するJavaプログラムに対して、メモリーサンプラは使用できません。
セッションの違うJavaプログラム、またはWindowsサービスとして動作するJavaプログラムに対して、以下の機能は使用できません。
プロファイラ
メモリーサンプラ
上記以外の機能を使用するためには、JMX接続を使用してJavaプログラムに接続してください。
外部のネットワークと分離された安全な環境を除いて、JMX通信にはSSLの使用を推奨します。
jvisualvmでSSLを有効化する場合、システムプロパティを設定してjvisualvmを起動します。
設定が必要なシステムプロパティや、詳細な設定方法に関しては、JDKドキュメントの「監視および管理」から「JMX APIを使用する監視と管理」を参照してください。
jvisualvmの起動時に、システムプロパティを設定する場合は、-Jオプションを使用します。
例
システムプロパティを指定して、JDK8 jvisualvmを起動する場合
[JDK8インストール先フォルダ名]\bin\jvisualvm.exe -J-D[システムプロパティ]=[値] |
[JDK8インストール先フォルダ名]/bin/jvisualvm -J-D[システムプロパティ]=[値] |
RHEL7上では、jvisualvmのウィンドウを最大化すると、ウィンドウのメニューバーを正しく操作できない場合があります。
・マウスにて、ウィンドウタイトルの最大化ボタンをクリック
・マウスにて、ウィンドウタイトルをダブルクリック
・マウスにて、ウィンドウをデスクトップの上端にドラッグ
・キーボードにて、[Windows]+[↑]キーを押下
ウィンドウを広げたい場合は、ウィンドウの端か角をドラッグしてサイズを変更してください。