ここでは、Interstage管理コンソールを使用した場合のトラブル事例およびその対処について説明します。Interstage管理コンソールで出力されたエラーの対処が、“メッセージ集”を参照しても、対処ができない場合や、本事例に該当しない事象となった場合は、技術員に連絡してくたさい。
スタートメニューまたはショートカットからInterstage管理コンソールを起動すると、Interstage管理コンソールの起動に失敗する
本現象が発生した場合は、Interstage管理コンソールが使用していたWebブラウザのプロセスが残存している可能性があります。以下のいずれかの対処を行うか、または以下の回避方法により、Interstage管理コンソールを起動してください。
本現象が発生したシステムを再起動します。
以下の手順で、残存しているWebブラウザのプロセスを終了します。
Windows(R)の「タスクマネージャ」を起動します。
[プロセス]タブをクリックします。
イメージ名「iexplore.exe」をクリックします。
[プロセスの終了]をクリックします。
注意
Webブラウザ以外のプロセスを終了させることがないように、十分に注意してください。
以下の手順で、Interstage管理コンソールを起動します。
Webブラウザを起動します。
1.で起動したWebブラウザの[ファイル]メニューの[新規セッション]をクリックして、新しくWebブラウザを起動します。
2.で起動したWebブラウザで、Interstage管理コンソールのURLを指定します。
Interstage管理コンソールの起動時に、以下のエラーメッセージが出力されてログイン画面が表示できない
本現象が発生した場合は、Webブラウザの設定に誤りがある可能性があります。以下の対処を行ってください。
Internet Explorerの[ツール]メニューの[インターネット オプション]で[言語]ボタンをクリックします。
日本語[ja]または英語[en]が存在するかを確認します。
2.で、日本語[ja]および英語[en]がどちらも存在しない場合は、[追加]ボタンをクリックし、日本語[ja]または英語[en]を選択して追加します。
Webブラウザを再起動し、Interstage管理コンソールに再接続します。
本現象が発生した場合は、WebブラウザにInterstage管理コンソール用の証明書が登録されている可能性があります。以下の対処を行ってください。
Internet Explorerの[ツール]メニューの[インターネット オプション]で[コンテンツ]タブを選択します。
[証明書]欄の[証明書]ボタンをクリックします。
[信頼されたルート証明期間]タブを選択し、以下と一致する証明書がないかを確認します。
発行先:Interstage Application Server
発行者:Interstage Application Server
3.で、該当する証明書がある場合は、その証明書を選択し、[削除]ボタンをクリックします。
Webブラウザを再起動し、Interstage管理コンソールに再接続します。
本現象が発生した場合は、以下の原因が考えられます。必要に応じた対処を行ってください。
接続先サーバのネットワークが過負荷の状態である可能性があります。netstatコマンドなどでサーバのネットワーク状態を確認してください。
指定したURLに誤りがある可能性があります。指定するURLは、本製品のインストール時に設定したInterstage管理コンソールにおけるSSL暗号化通信の使用の有無により異なります。SSL通信の使用の有無により以下のURLを指定してください。
| URL | 備考 |
---|---|---|
SSL暗号化通信を使用しない場合 | http://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/ | [ホスト名] |
SSL暗号化通信を使用する場合 | https://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/ |
Interstage管理コンソールが動作するために必要なサービスが起動されていない可能性があります。
Windows(R)のサービスから、以下のサービスが起動しているかを確認し、起動されていないサービスがある場合は、そのサービスを起動してください。
Interstage JServlet(OperationManagement)
Interstage Operation Tool
Interstage Operation Tool(FJapache)
上記のすべてのサービスが起動されていない場合は、「Interstage Operation Tool」を起動してください。
「Interstage Operation Tool(FJapache)」および「Interstage JServlet(OperationManagement)」は、「Interstage Operation Tool」と依存関係があるため、「Interstage Operation Tool」を起動することによりすべて起動できます。
以下のサービスが起動しているかを確認してください。
Interstage JMXサービス
Interstage管理コンソール用Servletサービス
Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Server(注)
起動していない場合は、以下のコマンドを実行してください。
Interstage JMXサービスを起動します。
# /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart
Interstage管理コンソール用Servletサービスを起動します。
# /opt/FJSVjs2su/bin/jssvstart
Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverを起動します。
# /opt/FJSVisgui/bin/S99isstartoptool start
注)Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverの起動状態は、システムログ上に以下の情報メッセージが出力されているにより確認します。
以下の情報メッセージが出力されている場合、Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverは正常に起動しています。
以下の情報メッセージが出力されていない場合、Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverは起動していません。
UX:IHS: INFO: ihs00001: HTTP Server started. [#ISCONSOLE]
Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverが起動していない場合は、システムログ上にエラーメッセージが出力されていないかを確認してください。
エラーメッセージが出力されている場合は、出力されたエラーメッセージおよびInterstage HTTP Serverのエラーログを参照し、失敗の原因を取り除いてください。エラーメッセージについては“メッセージ集”の“メッセージ番号がihsで始まるメッセージ”を、エラーログについては“メッセージ集”の“Interstage HTTP Serverのエラーログ”を参照してください。
エラーメッセージが出力されていない場合は、Systemwalker Centric Managerにおいて、サーバ操作制御機能の録画機能を利用してswexecコマンドの実行を録画していないかを確認してください。サーバ操作制御の録画機能を利用してswexecコマンドの実行を録画している場合は、swexecコマンドの実行を録画しないように設定した後、Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Serverを起動してください。サーバ操作制御機能の録画機能およびswexecコマンドについては、Systemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
OS/サービス起動時、イベントビューアにエラーメッセージが出力されることがある
OS/サービス起動時、イベントビューアのシステムログに以下のメッセージが出力された場合、OS/サービス起動時のシステム負荷が一時的に高かった可能性があります。
xxx(注)サービスは起動時に停止しました。
xxx(注)サービスは開始時にハングしました。
xxx(注)サービスは次のエラーのため開始できませんでした。
指定されたサービスは無効であるか、または有効なデバイスが関連付けられていないため、開始できません。
xxx(注)サービスへの接続中にタイムアウト (30000 ミリ秒) になりました。
注)xxxは、以下のいずれかのサービスです。
Interstage Operation Tool
Interstage Operation Tool(FJapache)
Interstage JServlet(OperationManagement)
イベントビューアのアプリケーションログを参照して、エラーメッセージに表示されたサービスが正常に起動されているかを確認してください。
サービスが正常に起動されている場合は、対処する必要はありません。本メッセージは無視して、操作を継続してください。
サービスが起動されていない場合は、手動でサービスを起動してください。サービスの起動に失敗した場合は、出力されたメッセージを確認し、“メッセージ集”を参照して対処してください。
Interstage管理コンソールで[ヘルプ]ボタンを押下すると、エラーが発生する
以下のエラーメッセージダイアログが発生する場合、対象外のWebブラウザを使用している可能性があります。利用可能なWebブラウザについては、“インストールガイド”を参照してください。
ランタイムエラーが発生しました。 デバッグしますか? 行:xx エラー:'undefined'は宣言されていません。