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Interstage Application Server V12.0.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

2.1 共通事項


  ここでは、Interstageのインストール時に発生したトラブルの事例およびその対処について説明します。


Interstageのインストールが失敗する

ターミナルサービス/デスクトップサービスのモードの状態に誤りがある場合の対処

  以下のいずれかの場合、ターミナルサービス/デスクトップサービスがアプリケーションサーバモードの状態で、Interstageをインストールした可能性があります。

上の条件に合致する場合、以下の作業を実施してください。

  1. 「アプリケーションの追加と削除」から“Interstage Application Server Enterprise Edition※”を実行し、Interstageのアンインストールを行う。
    ※)Interstage Application Server Standard-J Editionの場合は“Interstage Application Server Standard-J Edition”が表示されます。

  2. 「CHANGE USER /INSTALL」を実行し、ターミナルサービス/デスクトップサービスをインストールモードに変更する。

  3. Interstageを再度インストールする。

  4. 「CHANGE USER /EXECUTE」を実行し、ターミナルサービス/デスクトップサービスを実行モードに変更する。


Visual Studio 2015のVisual C++再頒布可能パッケージのインストールに必要な更新プログラムがインストールされていない場合の対処

  以下に該当する場合、オペレーティングシステムに必要な更新プログラムがインストールされていません。

上の条件に合致する場合は、以下の作業を実施してください。

  1. 製品をアンインストールする。
    アンインストールに失敗する場合は、"Interstageのアンインストールが実行できない"、または"アンインストールが行えない"に従って対処してください。

  2. オペレーティングシステムに最新の更新プログラムをインストールする。

  3. Interstageを再度インストールする。


機能の追加と削除が行えない

Interstageを導入済みの環境において、機能の追加と削除を実行すると以下のメッセージが表示され実行できない場合があります。
「インストールサポートファイルをインストールできませんでした。致命的なエラーです。」

本現象が発生した場合、機能の追加と削除、およびアンインストールができない状態となっております。

この状態でInterstageの機能構成を変更するには、一旦、手動によりInterstageの資材を削除したのちに改めてInterstageをインストールしなおす必要があります。なお、手動で削除する場合、レジストリなどの資材を削除しなければならないため、十分注意を行う必要があります。
削除手順につきましては、InterstageのインストールDVD-ROMドライブの直下の“HowToDel.txt”(ドライブEの場合、E:\HowToDel.txt)を参照して行ってください。


アンインストールを行うとインストール画面が表示される

インストール後、すぐにアンインストールを行った場合、アンインストール画面ではなく、インストール画面が表示される場合があります。この現象はインストール完了後、タスクバーにインストーラのタスクが残った状態のままアンインストールを実行することで発生する可能性があります。この場合、インストール画面を終了し、再度アンインストールを実行してください。


ンインストールが行えない

アンインストールを実行すると以下のメッセージが表示されアンインストールできない場合があります。
「インストールサポートファイルをインストールできませんでした。致命的なエラーです。」

本現象が発生した場合、通常のアンインストールができない状態となっております。

本現象が発生した場合、手動によりInterstageの資材を削除する必要があります。手動で削除する場合、レジストリなどの資材を削除しなければならないため、十分注意を行う必要があります。
削除手順につきましては、InterstageのインストールDVD-ROMドライブの直下の“HowToDel.txt”(ドライブEの場合、E:\HowToDel.txt)を参照して行ってください。


アンインストール後のコンピュータ再起動が行えない

アンインストール後に「InstallShield Wizardの完了」画面において、「はい、今すぐコンピュータを再起動します。」を選択後、コンピュータの再起動が実行されず、タスクバーに「Interstage Application Server」が残存する場合があります。このとき、タスクマネージャによりInterstage Application Serverのタスクが「応答せず」となっている場合は、タスクの終了を行い、再度コンピュータの再起動を行ってください。

Windows Defenderの警告について

  Windows Defenderが有効になっている場合、Interstageのサーバ機能をインストールすると、Windows Defenderの履歴およびイベントビューアのシステムログに、以下のWindows Defenderからのメッセージが出力されることがあります。
  これは、Windows Defenderのリアルタイム保護エージェントがサービスのソフトウェアの登録を監視しているためで、そのまま使用して問題ありません。
  また、インストール中、Windows Defenderのアイコンがタスクバーの通知領域に表示されることがあります。この場合、Windows Defenderを開き、“コンピュータの設定に対する変更を確認する”の画面で、[操作を適用する]をクリックしてください。

■Windows Defenderの履歴のメッセージ

日本語

このプログラムは、望ましくない動作をする可能性があります。

英語

This program has potentially unwanted behavior.

■イベントビューアのシステムログ

日本語

Windows Defender リアルタイム保護エージェントで、変更が検出されました。これらの変更を行ったソフトウェアに潜在的リスクがないか分析することをお勧めします。これらのプログラムの動作方法に関する情報を使用して、これらのプログラムの実行を許可するか、コンピュータから削除するかを選択できます。プログラムまたはソフトウェア発行者を信頼できる場合のみ、変更を許可してください。Windows Defender は許可された変更を元に戻せません。

英語

Windows Defender Real-Time Protection agent has detected changes. Microsoft recommends you analyze the software that made these changes for potential risks. You can use information about how these programs operate to choose whether to allow them to run or remove them from your computer. Allow changes only if you trust the program or the software publisher. Windows Defender can't undo changes that you allow.

インストール後のセットアップ時にエラーダイアログが出力される

インストール後のセットアップ時に以下のエラーダイアログが出力される場合がありますが、インストールには問題はありません。

■エラーダイアログ内容
以下のサービスの起動処理でエラーが発生しました。
Interstage Operation Tool
■対処方法

インストール後、手動で以下のサービスを起動してください。