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Interstage Application Server V12.0.0 メッセージ集
FUJITSU Software

23.3.11 sso02013

SSO: ERROR: sso02013: Communication with SSO Repository server failed. Host=(%s1)
SSO: エラー
: sso02013: SSO リポジトリサーバとの通信に失敗しました。 Host=(%s1)

可変情報

%s1:リポジトリサーバのIPアドレス、またはホスト名

意味

Interstage シングル・サインオンの認証サーバがリポジトリサーバとの通信に失敗しました。以下の原因が考えられます。

  • Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバの環境に問題があり、接続できません。

  • Interstage シングル・サインオンの認証サーバでのリポジトリサーバ環境の設定に問題があり、接続できません。

  • Interstage シングル・サインオンの認証サーバを運用するために必要なメモリ容量が不足しています。


リポジトリサーバ(参照系)を複数設置している場合は、同じサーバに対して本メッセージが複数回出力されることがあります。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

≪リポジトリサーバの環境≫

  • リポジトリサーバ(%s1)の電源が投入されているかを確認してください。電源が投入されていない場合は、電源を投入してください。

  • リポジトリサーバ(%s1)が起動されているかを、Interstage管理コンソールを使用して[システム] > [サービス] > [Webサービス] > [Webサーバ:状態]画面で確認してください。リポジトリサーバが起動されていない場合は、起動してください。(注1)

  • リポジトリサーバ(更新系)とリポジトリサーバ(参照系)に分けて運用している場合は、リポジトリサーバ(更新系)が何らかのトラブルにより停止すると、リポジトリサーバ(参照系)が運用可能な状態でも利用者の認証に失敗します。その場合、リポジトリサーバ(更新系)にシステムのログが出力されていないかを確認し、出力されていた場合はそのメッセージを参照して対処を行ってください。出力されていない場合は、リポジトリサーバ(更新系)が起動しているかを、Interstage管理コンソールを使用して[システム] > [サービス] > [Webサービス] > [Webサーバ:状態]画面で確認してください。
    リポジトリサーバの可用性については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“概要”-“高性能・高信頼性システム”-“可用性の向上”を参照してください。

  • リポジトリサーバがSSLで運用されている可能性があります。リポジトリサーバは、非SSLで構築してください。

  • リポジトリサーバのホスト名(注2)が正しいか確認してください。
    リポジトリサーバのホスト名に問題がある場合は、以下の手順でリポジトリサーバと認証サーバを再構築してください。

    1. Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [一覧]タブにより、リポジトリサーバをいったん削除します。

    2. [認証基盤の構築]タブにより、リポジトリサーバを構築します。

    3. Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [一覧]タブにより、認証サーバをいったん削除します。

    4. [認証基盤の構築]タブにより、認証サーバを構築します。

  • リポジトリサーバに問題がない場合は、ネットワークの環境を確認してください。

注1)リポジトリサーバの起動については“シングル・サインオン運用ガイド”の“運用・保守”-“シングル・サインオンの起動”-“リポジトリサーバの起動”を参照してください。

注2)Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[リポジトリサーバ詳細設定[表示]]をクリックし、[認証基盤の情報]の[リポジトリサーバ(更新系)のURL]を参照してください。

≪認証サーバでのリポジトリサーバ環境の設定≫

  • リポジトリサーバに問題がない場合は、認証サーバに設定されている[リポジトリサーバ(更新系)のURL]、または[リポジトリサーバ(参照系)のURL]の設定値が正しいかを、以下の手順で確認してください。

    1. Interstage管理コンソールの[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[詳細設定[表示]]をクリックします。

    2. [リポジトリサーバとの通信の設定]、または[リポジトリサーバ(参照系)との通信の設定]により確認します。

  • [リポジトリサーバ(更新系)のURL]、および[リポジトリサーバ(参照系)のURL]の設定値が正しい場合は、上記手順の[リポジトリサーバとの通信の設定]の[タイムアウト時間]に大きい値を設定してください。
    タイムアウトが頻繁に発生する場合は、リポジトリサーバで使用しているInterstage HTTP Serverの同時アクセス最大数やクライアント送受信タイムアウト時間の値を大きくする必要があります。なお、接続維持時間の値が大きすぎると、タイムアウトが発生する可能性があります。その場合、接続維持時間の値を小さくしてください。詳細については、“チューニングガイド”の“Interstage HTTP Serverの環境定義”を参照してください。

≪認証サーバの運用環境≫

  • メモリ容量が不足している場合は、不要なプログラムを終了させてください。または、Interstage シングル・サインオンを運用するために必要なメモリ容量が十分に確保されているかを確認してください。必要なメモリ容量については、“チューニングガイド”の“必要資源”-“メモリ容量”を参照してください。

  • Interstage HTTP Serverのプロセス資源が不足している可能性があります。その場合、Interstage HTTP Serverの同時アクセス最大数の設定値を小さくする必要があります。詳細については、“チューニングガイド”の“Interstage HTTP Serverの環境定義”を参照してください。