名前
iscrestoresys - Interstageセットアップ資源のリストア・移入
形式
iscrestoresys [-h hostname] backupdir
機能説明
iscrestoresysコマンドは、Interstage管理コンソール/Interstage統合コマンドによるInterstageセットアップ資源のリストア・移入を行います。
以下に、iscrestoresysコマンドのオプションと引数について説明します。
移入先サーバでCORBA通信に使用するホスト名を指定します。
以下の条件では、指定が必須です。
他サーバの同一システムへの移出入
バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドを実行する前に、必ずInterstageを停止してください。
本コマンドの実行時には、Interstageのインストールフォルダ配下のファイルにアクセスしないでください。
本コマンドは、バックアップ・移出資源と異なる機能構成のシステムでは使用できません。リストア・移入先のシステムに以下の機能がインストールされているかを確認し、同じ機能構成のシステムでリストア・移入を行ってください。
マルチ言語サービス
J2EE互換
上記機能のインストール有無による本コマンドの使用可否について、以下に示します。
バックアップ・移入資源 | リストア・移入先のシステム | ||
---|---|---|---|
インストールあり | インストールなし | ||
V10.0以降のシステム | インストールあり | ○ | - |
インストールなし | - | ○ | |
V9.3以前のシステム | ○ | - |
○:使用可 -:使用不可
本コマンドを実行すると、Interstage動作環境定義ファイルの使用していないパラメタ(バックアップ対象外のパラメタ)に省略値が設定される場合がありますが、Interstageの運用に影響はありません。
Interstage動作環境定義ファイルについては、「運用ガイド(基本編)」の「Interstage動作環境定義」を参照してください。
Usageに以下のオプションが表示されますが、指定できません。
-M system
-f restorefile
使用例
iscrestoresys -h host1 X:\Backup |
iscrestoresys -f restfile /backup |
iscrestoresys -h host1 /backup |