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Interstage Application Server V12.0.0 リファレンスマニュアル(コマンド編)
FUJITSU Software

21.11 iscrestore

名前

iscrestore  -  Interstageセットアップ資源のリストア・移入

形式


iscrestore isdir backupdir mode1 | mode2 | mode3 [isp]

機能説明

iscrestoreコマンドは、Interstage管理コンソール/Interstage統合コマンドによるInterstageセットアップ資源のリストア・移入を行います。

以下に、iscrestoreコマンドの引数を説明します。

isdir

Interstageのインストールフォルダを指定します

backupdir

バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

mode1 | mode2 | mode3

資源のリストア・移入のモードを指定します。モードには、以下の3つがあります。

  • mode1
    以下の条件の場合に指定します。本モードでは、ispの指定は無視されます。

    • 資源をバックアップしたサーバと同一のサーバへリストアする。

    • Interstage環境の初期化が完了している環境に対してリストアする。

  • mode2
    以下の条件の場合に指定します。

    • 資源をバックアップしたサーバと同一のサーバへリストアする。

    • Interstageの再インストール後、初期化が行われていない環境に対して環境を復元する。

  • mode3
    資源をバックアップしたサーバとは別のサーバへ移出する場合に指定します。

isp

リストア・移出先のサーバにおいて、Systemwalker Centric Managerによる性能監視を行う場合、本パラメタを指定します。リストア環境でispsetagtコマンドを実行済みである場合、本パラメタを指定する必要はありません。
なお、本パラメタを指定してコマンドを実行する場合は、事前にSNMPサービスをインストールし、リブートしておく必要があります。

メッセージ

本コマンド実行時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。


iscrestore: INFO: Restore process finished.

コマンドが終了しました。本メッセージの出力前に、何らかのメッセージが出力されている場合は、コマンドの実行に失敗しています。この場合、出力メッセージの内容と、本コマンド実行時の注意事項に従い、再度コマンドを実行してください。


iscrestore: ERROR: Invalid parameter.

コマンドのパラメタ指定に誤りがあります。


iscrestore: ERROR: INTERSTAGE was started.

Interstageが起動されています。Interstageを停止してください。


iscrestore: ERROR: There is no permission to execute the command.

Administratorsローカルグループに所属するユーザではありません。Administratorsローカルグループに所属するユーザで実行してください。


iscrestore: ERROR: %s does not exist.

コマンドのパラメタで指定したInterstageのインストールフォルダ、またはバックアップ資源の格納フォルダ%sは、存在しません。


iscrestore: ERROR: A required file does not exist.

バックアップ資源が存在しません。バックアップ資源の格納フォルダの指定に誤りがあるか、資源のバックアップ作業が正しく行われていませんでした。


注意事項

使用例

iscrestore C:\Interstage X:\Backup\isc mode1