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Interstage Application Server V12.0.0 リファレンスマニュアル(コマンド編)
FUJITSU Software

21.3 ihsbackup

名前

ihsbackup  -  Interstage HTTP Serverの資源のバックアップ・移出

形式

ihsbackup -d directory [-t pass|all]

機能説明

ihsbackupコマンドは、Interstage HTTP Serverが使用する資源ファイルのバックアップ・移出を行います。

以下に、本コマンドのオプションと引数を説明します。

-d directory


バックアップ・移出を行うInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内で指定します。


バックアップ・移出を行うInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内の絶対パスで指定します。

指定したディレクトリ配下に以下のディレクトリを作成後、以下のディレクトリ配下にInterstage HTTP Server資源のバックアップを行います。すでに同じ名前のディレクトリが存在する場合は、以下のディレクトリを削除してから実行してください。
なお、バックアップ・移出が異常終了した場合は、以下のディレクトリを削除してください。

ディレクトリ名

IHS

FJSVihs

-t pass|all

バックアップ・移出の対象とする資源を以下から指定します。使用している環境に応じて、選択してください。

バックアップ・移出の対象資源

-tオプションの指定

-tオプション省略

-t pass

-t all

環境定義ファイル

パスワードファイル(任意)

公開用ルートディレクトリ

(注)

○:バックアップ/移出対象、-:バックアップ/移出対象外


Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル

C:\Interstage\F3FMihs\etc\.servers.conf
C:\Interstage\F3FMihs\servers\(Webサーバ名)\conf配下の全ファイル

/etc/opt/FJSVihs/etc/.servers.conf
/etc/opt/FJSVihs/boot/FJapache
/var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/conf配下の全ファイル

パスワードファイル(任意)

環境定義ファイル(httpd.conf)のAuthGroupFileディレクティブおよびAuthUserFileディレクティブで指定したファイル


公開用ルートディレクトリ

環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ


注)
環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブにネットワーク上の共有フォルダ(UNCパス)を指定している場合は、「-t all」を指定できません。-tオプションを省略するか、または「-t pass」を指定してください。

注意事項

使用例


Interstage HTTP Serverの資源を「X:\Backup\IHS」ディレクトリにバックアップします。

ihsbackup -d X:\Backup -t all



Interstage HTTP Serverの資源を「/backup/FJSVihs」ディレクトリにバックアップします。

ihsbackup -d /backup -t all