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Interstage Application Server V12.0.0 リファレンスマニュアル(コマンド編)
FUJITSU Software

17.8 irepgendb

名前

irepgendb  -  リポジトリデータ格納用テーブルの作成

形式

irepgendb [-e]

機能説明

リポジトリデータを格納するためのテーブルをRDBに作成します。ただし、Symfoware Server Lite Editionを使用している環境では、本機能を使用できません。

テーブルの作成には2つのモードがあります。1つはリポジトリに登録する最大エントリ数を元に、簡易的にテーブルサイズを割り当てて作成する方法です。もう1つは、詳細定義ファイルを使用し、ユーザが使用するテーブル単位にサイズを詳細に設定して作成する方法です。詳細定義ファイルを使用する場合は、用意された雛形ファイルにテーブルに割り当てるサイズを設定したうえで、本コマンドを実行してください。

  

また、以下に該当する場合は、本コマンドの実行環境を作成する必要があります。

以下に、irepgendbコマンドの引数を説明します。

-e

属性名の最大長を64バイトに拡張する場合に指定します。

  

実行環境の作成方法

各RDBを使用する場合の、本コマンドの実行環境の作成方法を説明します。

■Symfoware/RDBを使用する場合

Interstage ディレクトリサービスを運用するマシンの以下のディレクトリに、コマンド実行環境を圧縮したファイルが格納されています。

  

Symfoware Serverを
運用するマシン

コマンド実行環境の圧縮ファイルの位置

Windows(R)

C:\Interstage\IREP\bin\RDB\archive\DBCRT_Win.exe (自己解凍形式です。)

Solaris

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_Sol.tar.gz

RHEL6(x86)

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_RHEL6_x86.tar.gz

RHEL6(Intel64)/RHEL7(Intel64)

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_RHEL6_Intel64.tar.gz

  

上記の圧縮ファイルを、以下の手順でSymfoware/RDBを運用するマシンへコピーしてください。

  

  • リポジトリ用データベース接続ユーザをシステム管理者以外にする場合

    1. コマンド実行環境の圧縮ファイルをコピーします。

      システム管理者に依頼し、使用するプラットフォームのコマンド実行環境の圧縮ファイルを任意の場所に展開、またはコピーします。Symfoware/RDBを他のマシンで運用する場合は、そのマシンにコマンド実行環境の圧縮ファイルを転送します。

    2. コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを展開します。

      システム管理者がコピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを展開します。

    3. 展開後のディレクトリの所有者を変更します。

      リポジトリ用データベース接続ユーザが本コマンドを実行できるように、展開後のディレクトリの所有者を変更します。

      例)リポジトリ用データベース接続ユーザのIDをDSADMIN、リポジトリ用データベース接続ユーザのグループをDSGRP、ディレクトリ名をDBCRTとするとき

      chown -R DSADMIN:DSGRP DBCRT

    4. コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを削除してください。

      コマンド実行環境の圧縮ファイルをコピー、または転送した場合、コピー、または転送したコマンド実行環境の圧縮ファイルは必ず削除してください。

        

  • リポジトリ用データベース接続ユーザをシステム管理者にする場合

    1. コマンド実行環境の圧縮ファイルを、Symfoware/RDBを運用するマシンに転送します。

    2. コマンド実行環境の圧縮ファイルを任意のディレクトリに展開します。

    3. 展開後、コマンド実行環境の圧縮ファイルを必ず削除してください。

注意


本コマンドの実行環境を、Interstage ディレクトリサービスを運用するマシンとは異なるWindows(R)のマシンにコピーして使用する場合は、以下のパッケージがインストールされている必要があります。インストールされていない場合は、Microsoftのホームページからダウンロードしてインストールしてください。

  • Microsoft(R) Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 (x86)

■Oracleデータベースを使用する場合

Interstage ディレクトリサービスを運用するマシンの以下のディレクトリに、コマンド実行環境を圧縮したファイルが格納されています。

  

Interstageディレクトリサービスを
運用するマシン

コマンド実行環境の圧縮ファイルの位置

Windows(R)

C:\Interstage\IREP\bin\RDB\archive\DBCRT_Win.exe

Solaris

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_Sol.tar.gz

RHEL6(x86)

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_RHEL6_x86.tar.gz

RHEL6(Intel64)/RHEL7(Intel64)

/opt/FJSVirep/bin/RDB/archive/DBCRT_RHEL6_Intel64.tar.gz

  

上記の圧縮ファイルを、以下の手順で任意の場所に展開、またはコピーしてください。

  

  1. コマンド実行環境の圧縮ファイルをコピーします。

    システム管理者に依頼し、使用するプラットフォームのコマンド実行環境の圧縮ファイルを任意の場所に展開、またはコピーします。

  2. コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを展開します。

    システム管理者がコピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを展開します。

  3. 展開後のディレクトリの所有者を変更します。

    本コマンドを実行するユーザがコマンドを実行できるように、展開後のディレクトリの所有者を変更します。

    例)本コマンドを実行するユーザアカウントのIDを「oracle」、ユーザアカウントのグループを「oinstall」、ディレクトリ名を「DBCRT」とするとき

    chown -R oracle:oinstall DBCRT

  4. コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルを削除してください。

    コマンド実行環境の圧縮ファイルをコピーした場合、コピーしたコマンド実行環境の圧縮ファイルは必ず削除してください。

  

実行方法

本コマンドは、コマンドを実行するマシンのコンソール、またはコンソールセッションに接続したリモートデスクトップからログインして実行してください。

  

本コマンドが格納されているディレクトリへ移動してから実行してください。
Interstage ディレクトリサービスとSymfoware/RDBを別々のマシンで運用する場合、またはリポジトリ用データベース接続ユーザをシステム管理者以外にする場合は、コマンド実行環境のコピーの手順2でコマンドの実行環境を展開したディレクトリへ移動します。

本コマンドの実行結果は以下のファイルに出力されます。

Interstage ディレクトリサービスとSymfoware/RDBを別々のマシンで運用する場合、RDBを運用するマシンの、上記のファイルに出力されます。

  

実行結果は、使用するデータベースがSymfoware/RDBの場合、RDBをインストールしたときの文字コード系で出力されます。使用するデータベースがOracleデータベースの場合、英語で出力されます。

  

注意事項