ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 チューニングガイド
FUJITSU Software

C.2.5 OTS_FACT_THR_CONC: OTSシステムのスレッド多重度

OTSシステムのスレッド多重数を指定します。指定した数だけ、begin/commit/rollbackなどのCurrentインタフェース、およびUserTransactionインタフェースを同時に動作させることが可能となります。
MODEに“SYS”を設定した場合に有効となります。
設定可能な範囲は、1~31です。省略値は、5です。
Interstage動作環境定義ファイルの“OTS Multiple degree”に相当します。
最大値を超えた場合は、警告メッセージ“ots9013”が出力され、自動的に31が設定されます。


ポイント

OTSシステムのスレッド多重度は、トランザクション処理性能を最大限に引き出すようにチューニングされているため、省略値から変更する必要はありません。
変更する場合は、以下の関係を保つように設定してください。

OTSシステムのスレッド多重度 =< リソース管理プログラムの多重度(注)
OTSシステムのスレッド多重度 =< 1リソース管理プログラムのトランザクションの最大多重度


JTS用リソース管理プログラムにおける多重度は、以下の算出式で見積もってください。

JTS用のリソース管理プログラムのプロセス多重度(JTS_RMP_PROC_CONC) × 
JTS用のリソース管理プログラムのスレッド多重度(JTS_RMP_THR_CONC)