■概要
gwconfigファイルは、HTTPトンネリング使用時に、Webサーバで起動されるHTTP-IIOPゲートウェイの動作環境を定義するファイルです。
CORBAサービスのタイムアウト監視に関連する項目を修正した場合に、同様の項目について定義を修正する必要があります。
なお、初期値から変更しない場合、gwconfigファイルは必要ありません。
■ファイル名
C:\Interstage\ODWIN\etc\gwconfig (インストールパスはデフォルト)
/etc/opt/FSUNod/gwconfig (インストールパスはデフォルト)
/etc/opt/FJSVod/gwconfig
■ファイル内情報
gwconfigファイルは、以下の形式で値を設定します。
◆形式:
パラメタ名 = 設定値
半角のシャープ(#)を行の先頭に指定した場合は、その行はコメントとして扱われます。また、空行は解析時に無視されます。
# コメント
◆記述例:
timeout_response=60
◆パラメタ:
設定値を変更することのできるパラメタを下表に示します。
パラメタ名 | 初期値 | 意味 |
---|---|---|
指定範囲 | ||
timeout_response | 360 | リクエストの返信待ち時間 |
0~100000000 | ||
timeout_session | 180 | セション保持時間(クライアント間無通信監視時間) |
0~2147483647 | ||
timeout_connection | 60 | コネクション保持時間(サーバ間無通信監視時間) |
0~2147483647 | ||
logmode | 5 | HTTP-IIOPゲートウェイの内部ログ採取の有無 (注)
|
1~5 | ||
max_log_file_size | 1048576 | ログファイルサイズ(バイト単位) |
1048576~10485760 |
注)
HTTP-IIOPゲートウェイの内部ログは、以下に出力されます。
内部ログの出力先は環境変数OD_HTTPGW_HOMEまたはOD_HOMEより変更可能です。
C:\Interstage\ODWIN\var\httpgw*_0.log(httpgw*_1.log) (*は英数字)
/opt/FSUNod/var/httpgw*_0.log(httpgw*_1.log) (*は英数字)
/opt/FJSVod/var/httpgw*_0.log(httpgw*_1.log) (*は英数字)
内部ログ採取を終了するためには、gwconfigにパラメタを設定した後、Webサーバを再起動する必要があります。
HTTP-IIOPゲートウェイの内部ログが出力されるディレクトリにInterstage HTTP Serverのサーバプロセスを実行するユーザ名/グループ名の書き込み権を設定してください。書き込み権がない場合、システムログにメッセージod40102が出力されます。
定義情報を変更した場合、次回のWebサーバ起動時より有効となります。
gwconfigファイルの格納位置
gwconfigファイルの格納場所は、環境変数OD_HTTPGW_HOMEまたはOD_HOMEで指定することが可能です。両方指定されている場合にはOD_HTTPGW_HOMEが優先され、指定されたディレクトリ配下のetcディレクトリに格納します。また、同ディレクトリ配下にvarディレクトリを作成してください。
最終行には、必ず改行を入れてください。
設定値に数字以外が含まれた場合、数字までを有効とします。
SolarisまたはLinuxの場合、通信ごとにコネクションを解放します。このため、timeout_sessionおよびtimeout_connectionを設定する必要はありません(設定しても値は無視されます)。
Windowsの場合、timeout_sessionおよびtimeout_connectionのタイムアウトの契機でコネクションを解放します。このため、これらのパラメタに0を設定すると、コネクションがリークする可能性があります。