製品搭載のJava VM
JDK/JREには、Javaのバイトコードを解釈・実行するエンジン部であるJava仮想マシン(Java VM)があります。
“表9.1 Java VMの種類と特徴”に、Java VMの種類と特徴を示します。
Java VMの名称 | Java VMの特徴 |
---|---|
Java HotSpot Client VM | アプリケーション起動時間を短縮し、メモリ消費を抑制するように設計されたクライアント環境向けのJava VMです。 |
Java HotSpot Server VM | アプリケーション起動時間の短縮などよりも、安定性および、スループットの向上を考慮して設計されたサーバ環境向けのJava VMです。 |
Interstage Application Server搭載のJDK/JREでは、Java HotSpot Client VMとFJVM(=Java HotSpot Server VM)を搭載しています。
デフォルトのJava VMは、FJVMです。これは、javaコマンドのオプションに、“-server”または“-fjvm”を指定することと同義です。Java HotSpot Client VMを使用したい場合は、オプションに“-client”を指定してください。
実行モードが64ビットモードのJDK/JREではFJVMだけ使用可能です。Java HotSpot Client VMは搭載していません。
注意
エルゴノミクス機能によるJava VMの自動選択機能
富士通版JDK/JRE では、エルゴノミクス機能によるJava VMの自動選択機能(マシンのCPU数や物理メモリ量などに応じて、使用するJava VMを自動的に選択する機能)は無効になっています。
Java VM関係の資料
Java VMの詳細は、JDKドキュメンテーションの次を参照してください。
[Java 概念図の説明] > [Java 仮想マシン] および |
他にも、Java VMに関連する資料があります。
Java Language and Virtual Machine Specifications
http://docs.oracle.com/javase/specs/ |
Java HotSpot VM Options
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/vmoptions-jsp-140102.html |