BeanInfoは、Beanをコンポーネントとして利用するプログラムに対するインタフェース情報です。BeanInfoの情報を定義するにはBeanInfo定義を使います。Beanのファイルを開き、ワークベンチのメニューバーから[編集] > [BeanInfoの定義] > [BeanInfo定義]を選択して、BeanInfo定義を呼び出します。
ポイント
BeanInfo定義のメニューは、Beanのファイルを開いたJavaエディタにフォーカスが当たっていないと有効になりません。パッケージエクスプローラ等、Javaエディタ以外がフォーカスされていないか確認してメニューを開いてください。
BeanInfoの定義については以下があります。
プロパティの定義
Beanのプロパティを追加するには[プロパティ追加]を押して表示される[プロパティの追加]ダイアログボックスで情報を入力します。
定義フィールド
Beanのプロパティの中で特殊な情報は以下があります。
項目 | 説明 |
---|---|
編集クラス名 | プロパティを編集するための専用クラス名をパッケージ名付きで指定します。編集クラス名は省略することができます。 |
内部使用のために不可視とする | 一般の利用者は使用しないプロパティとする場合に選択します。 |
専門家向けの機能とする | 専門家向けのプロパティとする場合に選択します。 |
属性情報 | プロパティに対する簡単な説明を記述できます。 |
ポイント
[内部使用のために不可視とする]、[専門家向けの機能とする]、[属性情報]については、プロパティ、メソッド、イベントの各定義フィールドで共通となります。
メソッドの定義
メソッドを有効にするには、ツリー表示域でメソッド名を選択し、[有効]をクリックします。継承元クラスのメソッドをBeanのメソッドとする場合は、[extendsクラスのpublicメソッドを表示]をチェック状態にし、ツリー表示域で継承元クラスのメソッド名を選択し、[有効]をクリックします。
Beanのメソッドを無効にするには、ツリー表示域でメソッド名を選択し、[無効]をクリックします。
イベントの定義
Beanのイベントを追加するには、[イベント追加]をクリックします。続いて表示される[イベントの追加]ダイアログボックスで必要な情報を入力し、[OK]をクリックします。
基底クラスのイベントをBeanのイベントにするには、ツリー表示域に表示されているイベント名を選択し、[有効]をクリックします。
Beanのイベントを無効にするには、ツリー表示域で、イベント名を選択し、[無効]をクリックします。
イベント・オブジェクト・クラスならびにイベント・リスナ・インタフェースのソースを生成するときは、ワークベンチのメニューバーから[編集] > [BeanInfoの定義] > [イベントソースの生成]を選択します。生成されたクラスの修正は、通常のJavaソースとしてJavaエディタを利用します。
注意
BeanInfo定義を利用して生成されたプロパティ、メソッド、イベントなどを無効にしてもソース上では削除されません。削除する場合は、BeanInfo定義を終了し、Javaエディタの機能で削除してください。