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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

12.11 保守時の運用

Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用すると、PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらかが停止している場合でも、片側のストレージだけでアドバンスト・コピーの運用を継続できます。また、停止していたETERNUS ディスクアレイが起動すると、PrimaryストレージとSecondaryストレージのアドバンスト・コピーが自動的に同期します。

以下に、保守状態におけるStorage Clusterコンティニュアスコピー機能の動作を説明します。

Storage Cluster環境の保守手順は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「Storage Cluster機能」にある「保守」を参照してください。

図12.12 Primaryストレージが停止した場合

図12.13 Secondaryストレージが停止した場合

ポイント

  • コマンドは、片側運用中にコピーの開始または停止をして正常終了しますが、swsrp2882メッセージが出力される場合があります。swsrp2882は警告メッセージのため、対処は不要です。

  • 停止中のETERNUS ディスクアレイが起動したあとでも、PrimaryストレージとSecondaryストレージのセッションを同期できないことがあります。また、PrimaryストレージまたはSecondaryストレージのどちらかのストレージだけにセッションがある状態でフェイルオーバまたはフェイルバックすると、セッションはエラーサスペンド状態に遷移します。このため、「12.12 Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を復旧する場合」を参照して、PrimaryストレージとSecondaryストレージのセッションの状態が一致することを確認してください。

    図12.14 TFOステータスが"Active"のストレージだけにセッションがある状態でフェイルバックを実施した場合