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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

11.3.1 スケジューラータスクの作成

スケジューラータスク作成ウィザードを使用することにより、ETERNUS SF Managerにスケジューラータスクを新規登録できます。時間単位、日単位、曜日指定での週単位、または月末日指定などの月単位によるスケジュールの日時指定ができます。

スケジューラータスクの作成は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「スケジューラータスクの作成」を参照してください。

注意

  • 登録するスクリプトの書式は、以下の条件を満たす必要があります。

    • ファイル名: ASCII文字

    • 文字コード: ASCII、MS932、またはShift-JIS

    • 改行コード: CR+LF

  • スクリプトの復帰値が0の場合は正常終了、0以外の場合は異常終了として動作します。

  • スクリプトの復帰値として、99999および-2を使用しないでください。

  • 同一ホストに複数のスケジューラータスクを作成した場合、同時に実行できません。スケジューラータスクのスクリプトの実行完了を待って、次のスケジューラータスクのスクリプトを実行します。

  • システム内で同時に実行できるスケジューラータスク数は、最大10多重です。

  • 作成できるスケジューラータスク数に制限はありません。

  • スケジューラータスクの実行時間が重なった場合の実行優先順位は以下のとおりです。

    1. 即時実行操作されたスケジューラータスクを優先して実行

    2. 次回実行日時の早い順に実行

    3. スケジューラータスクの作成順に実行

  • 1つのスケジューラータスクに登録できるスクリプト数に制限はありません。

  • 1つのスケジューラータスクに複数のスクリプトを登録している場合、異常終了したスクリプト以降のスクリプトは実行されず、スケジューラータスクは異常終了します。
    直前のスクリプトの実行結果に関わらず、スクリプトを実行するためには、別のスケジューラータスクの作成が必要です。

  • スケジューラータスクで実行するスクリプトファイルの合計実行時間が10分30秒を超える場合、スケジューラータスク実行時にタイムアウトが発生します。タイムアウトが発生した場合、スケジューラータスクの前回実行結果が"Warning"となり、スケジューラタスクの一覧画面では結果を確認できません。エージェントのスクリプト実行結果ログで、結果を確認できます。スクリプト実行結果ログの確認方法は、「11.3.1.1 ログによる結果確認方法」を参照してください。

11.3.1.1 ログによる結果確認方法

スクリプト実行結果ログは、以下に出力されています。

<AdvancedCopy Manager作業用ディレクトリ>\var\trc\ESFscheduler_script.log.<n> (注)

注: nは通し番号です。

スクリプト実行結果ログで、実行したスクリプトが正常終了した場合、ReturnCodeの値が0になります。実行したスクリプトが異常終了した場合、ReturnCodeの値が0以外の値になります。認証エラーなどによりスクリプトが実行されなかった場合、ReturnCodeは表示されず、Detailにエラー内容が表示されます。
スクリプト実行結果ログの例(スクリプトが正常終了した場合)を以下に示します。

yyyy/MM/dd HH:mm:ss,SSS INFO - [START]
TaskName : sampleTask
ScriptFile : C:\Win32app\AdvancedCopyManager\Wizard\bat\SampleDB_20140210130055.bat 
UserName : administrator
DomainName : sampleDomain

yyyy/MM/dd HH:mm:ss,SSS INFO - [END]
TaskName : sampleTask
ScriptFile : C:\Win32app\AdvancedCopyManager\Wizard\bat\SampleDB_20140210130055.bat
ReturnCode: 0
Statndard Out:
[0] execute_backup is successfully completed.
Statndard Error:

認証エラーのスクリプト実行結果ログの出力例を以下に示します。

yyyy/MM/dd HH:mm:ss,SSS INFO - [START]
TaskName : sampleTask
ScriptFile : C:\Win32app\AdvancedCopyManager\Wizard\bat\SampleDB_20140210130055.bat
UserName : administrator
DomainName : sampleDomain
yyyy/MM/dd HH:mm:ss,SSS ERROR - [END]
TaskName : sampleTask
ScriptFile : C:\Win32app\AdvancedCopyManager\Wizard\bat\SampleDB_20140210130055.bat
Detail: Failed to authentication.

ReturnCodeが1のスクリプト実行結果ログの出力例を以下に示します。

yyyy/MM/dd HH:mm:ss,SSS INFO - [START]
TaskName : sampleTask
ScriptFile : C:\Win32app\AdvancedCopyManager\Wizard\bat\SampleDB_20140210130055.bat 
UserName : administrator
DomainName : sampleDomain
yyyy/MM/dd HH:mm:ss,SSS ERROR - [END]
TaskName : sampleTask
ScriptFile : C:\Win32app\AdvancedCopyManager\Wizard\bat\SampleDB_20140210130055.bat
ReturnCode: 1
Statndard Out:
Statndard Error:
[0] execute_backup failed.