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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

6.5.2 履歴の管理

バックアップ履歴情報は、swsthistdispコマンドで参照、swsthistdelコマンドで削除できます。

差分スナップショット型高速バックアップで作成された履歴を削除しても、トラッキング状態は解除されません(物理コピー実行中の場合、物理コピーは停止しません)。

従来のスナップショット型高速バックアップを行った場合、履歴を削除するとバックアップボリュームは開放され、swstdevdispコマンドのDevice-Mode欄には"Backup (free)"と表示されますが、差分スナップショット型高速バックアップを行った場合は履歴削除後もバックアップボリュームは開放されず、swstdevdispコマンドのDevice-Mode欄には"Backup (used)"と表示されます。

トラッキング状態のバックアップボリュームを確認するには、swstdevdispコマンドに-uオプションを指定します。-uオプションを指定した場合、トラッキング状態のバックアップボリュームは、Device-Mode欄に"Backup (used-T)"と表示されます。

従来のスナップショット型高速バックアップと差分スナップショット型高速バックアップの履歴削除の比較を以下に示します。

図6.5 スナップショット型と差分スナップショット型の履歴削除の動作