同期型高速バックアップは、swststartsyncコマンドで同期処理を開始します。
同期処理開始時に、サスペンド中のバックアップボリュームが存在する場合は、以下のデバイスを優先的に選択して、ECを再開(差分コピーを開始、Resume)します。
世代溢れ。または、
履歴のないサスペンド状態のバックアップボリューム。
サスペンド中のバックアップボリュームが存在しない場合は、ECが開始(全面コピーを開始)されます。
同期処理開始時のバックアップボリューム選択を以下に示します。
図5.4 同期処理開始時のバックアップボリューム選択
注意
デバイスマップ指定で同期処理を開始する場合は、ほかの業務ボリュームとサスペンド中のバックアップボリュームをバックアップ先として使用できません。バックアップボリュームがどの業務ボリュームとサスペンド中かは、swstsyncstatコマンドで確認できます。