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ETERNUS SF Express 16.5 / Storage Cruiser 16.5 / AdvancedCopy Manager 16.5 Webコンソール説明書
FUJITSU Storage

7.16.3 共有フォルダの変更

共有フォルダを変更する手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブで、[ストレージ]をクリックします。
    登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。

  2. メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。

  3. カテゴリーペインで、[NAS管理]をクリックします。
    共有フォルダの一覧が、メインペインに表示されます。

  4. メインペインで、変更する共有フォルダのチェックボックスをチェックします。

  5. 作業目的ごとに、以下の手順を実施します。

    所有者/グループ、ホストアクセス設定、またはCIFSアクセス許可設定を変更する場合

    アクションペインで、[共有フォルダ]の下にある[アクセス設定変更]をクリックします。
    共有フォルダアクセス設定変更画面が表示されます。

    入力項目

    説明

    所有者

    共有フォルダに対するアクセス権を付与する所有者です。

    入力条件は以下のとおりです。

    • 1~255文字の半角英数字記号 (? " を除きます)

    グループ

    共有フォルダに対するアクセス権を付与するグループです。

    入力条件は以下のとおりです。

    • 1~255文字の半角英数字記号 (? " を除きます)

    許可ホスト

    共有フォルダに対するホスト単位のアクセス許可設定です。

    許可するホストを1つも指定しない場合は、すべてのホストを許可します。

    入力条件は以下のとおりです。

    • 1~1023文字の半角英数字記号 (? " を除きます)

    以下の書式で入力してください。複数指定する場合は、コンマ(,)を区切り文字として使用してください。

    • 単一指定 (例: 192.0.2.10)

    • サブネット指定 (例: 192.0.2.0/255.255.255.0)

    拒否ホスト

    共有フォルダに対するホスト単位のアクセス拒否設定です。
    [プロトコル]が"CIFS"または"CIFS/NFS"の場合に入力可能です。

    入力条件は以下のとおりです。

    • 1~1023文字の半角英数字記号 (? " を除きます)

    以下の書式で入力してください。複数指定する場合は、コンマ(,)を区切り文字として使用してください。

    • 単一指定 (例: 192.0.2.10)

    • サブネット指定 (例: 192.0.2.0/255.255.255.0)

    rootアクセス許可ホスト

    共有フォルダにroot権限でのアクセスを許可するホスト単位の設定です。
    [プロトコル]が"NFS"または"CIFS/NFS"の場合に入力可能です。

    入力条件は以下のとおりです。

    • 1~1023文字の半角英数字記号 (? " を除きます)

    以下の書式で入力してください。複数指定する場合は、コンマ(,)を区切り文字として使用してください。

    • 単一指定 (例: 192.0.2.10)

    • サブネット指定 (例: 192.0.2.0/255.255.255.0)

    NFS許可ホストに設定したホストだけ、設定できます。

    rootアクセス許可ホストの設定の詳細は、利用している製品の運用ガイド(『ETERNUS SF Express 運用ガイド』または『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』)の、「運用」の章にある「共有フォルダの作成」の「共有フォルダへのホストアクセス設定」を参照してください。

    種別

    CIFSアクセス許可を行う対象です。
    共有フォルダ名が"homes"(ホームディレクトリ用共有フォルダ)の場合は設定できません。
    [プロトコル]が"CIFS"または"CIFS/NFS"の場合に入力可能です。

    User: ユーザーを対象とする場合に選択します。
    Group: グループを対象とする場合に選択します。
    Everyone: すべてのユーザーを対象とする場合に選択します。すべてのユーザーが属するグループとして扱われます。

    名前

    CIFSアクセス許可を行う対象の名前です。
    共有フォルダ名が"homes"(ホームディレクトリ用共有フォルダ)の場合は設定できません。
    [プロトコル]が"CIFS"または"CIFS/NFS"の場合に入力可能です。

    入力条件は以下のとおりです。

    • 1~255文字の半角英数字記号 (? " を除きます)

    • "Everyone"は設定不可

    • 大文字・小文字の区別なし

    • 信頼済みドメインのユーザー/グループを対象に指定する場合、「ドメイン名\対象の名前」の形式での入力が必要

    参照

    [許可ホスト]と[拒否ホスト]の設定に基づく共有フォルダへのアクセス条件、およびCIFSアクセス許可の設定に基づくCIFSプロトコルでの共有フォルダへのアクセス条件は、「7.16.1 共有フォルダの作成」の手順7の[参考]を参照してください。

    所有者/グループ、ホストアクセス設定、およびCIFSアクセス許可設定以外を変更する場合

    アクションペインで、[共有フォルダ]の下にある[基本設定変更]をクリックします。
    共有フォルダ基本設定変更画面が表示されます。

    入力項目

    説明

    Oplocks設定

    ファイルの競合を回避するOplocks機能の設定です。
    [プロトコル]が"CIFS"または"CIFS/NFS"の場合に選択します。

    Oplocks機能を有効にした場合、クライアントからのアクセス性能の向上が期待できますが、ADS(Alternate Data Stream)は利用できなくなります。

    CIFS/NFSの両方のプロトコルを選択している場合、Oplocks機能を有効にすることは推奨しません。

    データアクセスのSMB暗号化

    SMB暗号化機能の設定です。
    [プロトコル]が"CIFS"または"CIFS/NFS"の場合に選択します。

    SMB暗号化機能を有効にした場合、クライアントとETERNUS ディスクアレイ間の通信が暗号化されます。本機能を使用するには、クライアントがSMB3.0に対応している必要があります。

    アクセス許可設定に基づいた列挙

    ABE(Access Based Enumeration)機能の設定です。
    共有フォルダ名が"homes"(ホームディレクトリ用共有フォルダ)の場合は変更できません。
    [プロトコル]が"CIFS"または"CIFS/NFS"の場合に選択します。

    ABE機能を有効にした場合、共有フォルダにアクセスしたユーザーが参照できないフォルダやファイルは表示されなくなります。

    書込み権限

    共有フォルダへの書込みの可否です。
    共有フォルダ名が"homes"(ホームディレクトリ用共有フォルダ)の場合は変更できません。

    注意

    [データアクセスのSMB暗号化]を"Enable"にした場合、SMB 3.0に未対応のクライアントは共有フォルダにアクセスできません。

  6. 必要な情報を入力したあと、画面右下の[変更]ボタンをクリックします。

参考

共有フォルダの設定を変更すると、一時的に共有が停止されます。