SQL Serverデータベースをリストアする手順は、以下のとおりです。
ログイン直後、[メイン]タブのオーバービュー画面のアクションペインで、[リストアウィザード]の下にある[for SQL Server]をクリックします。
グローバルナビゲーションタブの[サーバ]を選択し、サーバ一覧を表示している場合は、アクションペインで、[リストアウィザード]の下にある[for SQL Server]をクリックします。
Welcome画面が表示されます。インフォメーションに表示されているメッセージを確認し、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
データベースサーバの選択画面が表示されます。表示されているデータベースサーバの中から、リストア対象のデータベースサーバを1つ選択して、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
参考
画面に表示されるサーバは、以下のすべての条件を満たすサーバです。
AdvancedCopy Managerの管理対象サーバとして、ETERNUS SFシステムに登録されている
バージョン16.1以降のAdvancedCopy Managerエージェントがインストールされている
サーバのOSが、Windows Server 2008以降である
認証情報の入力画面が表示されます。リストア対象のインスタンスに対する以下の認証情報を入力して、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
項目 | 指定 | 説明 |
---|---|---|
NetBIOSドメイン名 | 任意 | データベースサーバのNetBIOSドメイン名を入力します。
入力文字の最大長は15文字です。 入力を省略した場合は、ローカルドメインとなります。 |
ユーザー名 | 必須 | データベースサーバのユーザー名を入力します。 以下のすべての権限を持つユーザー名を入力する必要があります。
|
パスワード | 必須 | データベースサーバのユーザー名に対するパスワードを入力します。 |
インスタンスの選択画面が表示されます。リストア対象のインスタンスを選択して、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
参考
画面に表示されるインスタンスは、以下のすべての条件を満たすインスタンスです。
手順3で選択したデータベースサーバにインストールされている、SQL Server 2008 R2、SQL Server 2012、SQL Server 2014、またはSQL Server 2016のインスタンス
手順4で入力した認証情報で接続に成功したインスタンス
インスタンスのサービスが起動しているインスタンス
既定のデータベースが"master"に設定されているインスタンス
バックアップしたデータベースが存在するインスタンス
手順3で選択したデータベースサーバが物理サーバか論理サーバかによって、画面に表示されるインスタンスが異なります。
物理サーバを選択した場合
非クラスタ構成のインスタンスだけが表示されます。
クラスタ構成の物理ノードを選択した場合は、その物理ノードのインスタンスだけが表示されます。
論理サーバを選択した場合
クラスタ構成のインスタンスが表示されます。
データベースの選択画面が表示されます。以下の項目を選択して、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 |
---|---|
データベース名 | リストア対象のデータベースを選択します。 同一のボリュームを複数のデータベースが共有している場合、そのボリュームを共有するすべてのデータベースがまとめて表示されます。同様に、[リストア方法]および[バックアップ日時]もまとめて表示されます。 |
リストア方法 | リストア方法(最新時点、バックアップ時点)をドロップダウンリストから選択します。 「最新時点」は、最新バックアップ以降に生成されたトランザクションログがすべてそろっている場合だけ選択できます。 |
バックアップ日時 | リストア対象のバックアップ日時です。 [リストア方法]が「バックアップ時点」の場合だけ選択できます。 データベースを複数世代にバックアップしている場合は、リストアする世代のバックアップ日時を選択してください。 |
参考
画面に表示されるデータベースは、以下のすべての条件を満たすデータベースです。
手順5で選択したインスタンスに存在したユーザーデータベース
バックアップ取得済みのユーザーデータベース
最新時点へのリストアでは、以下の状態であるかを確認します。
復旧モデルが「完全」または「一括ログ」であること
復旧モデルが「一括ログ」の場合は、完全バックアップ以降に一括操作が実行されていないこと
最新の完全バックアップ以降のログバックアップがすべてそろっていること
リストアウィザード実行直前に最新のトランザクションログのバックアップが取得されていること
注意
画面には、運用中のデータベースも表示されます。運用中のデータベースを誤ってリストアしないように、リストア対象のデータベースを正しく選択してください。
最新の完全バックアップ以降にトランザクションログのバックアップを取得していない場合、リストア方法として選択できるのは「バックアップ時点」だけです。
ログのバックアップ設定画面が表示されます。以下の項目を入力して、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
項目 | 説明 |
---|---|
ログバックアップのパス | トランザクションログのバックアップ先を入力します。 デフォルトとして、SQL Serverで設定されているログバックアップのパスが表示されます。 手順6で[リストア方法]に「バックアップ時点」を選択した場合は、入力不要です。 |
確認画面が表示されます。確認画面では、下記の情報が表示されます。
リストア方法
データベースサーバ
リストア情報
バックアップ情報
表示された情報に誤りがなければ、画面右下の[実行]ボタンをクリックします。
実行確認画面が表示されます。リストア時に行われる処理についての確認メッセージが表示されます。確認画面で表示されたデータベース名に対するリストアに問題がなければ、ダイアログの[OK]ボタンをクリックします。
実行受付画面(リストアの実行を受け付けたことを通知する画面)が表示されます。[完了]ボタンをクリックすると、メイン画面またはサーバオーバービュー画面に遷移します(ウィザード起動元に戻ります)。