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ETERNUS SF Express 16.5 / Storage Cruiser 16.5 / AdvancedCopy Manager 16.5 Webコンソール説明書
FUJITSU Storage

7.11.16 ウィザードによるExchange Serverのバックアップスクリプトの生成とスクリプト実行用環境設定

Exchange Serverのバックアップスクリプトをウィザードで生成する手順は、以下のとおりです。

注意

ウィザードを実行する前に、以下の作業を実施してください。

  • バックアップ先ボリュームの、NTFS形式でのフォーマット

  • バックアップ元ボリュームおよびバックアップ先ボリュームへの、ドライブ文字またはマウントポイントの割当て

  1. ログイン直後、[メイン]タブのオーバービュー画面のアクションペインで、[バックアップウィザード]の下にある[for Exchange Server]をクリックします。
    グローバルナビゲーションタブの[サーバ]を選択し、サーバの一覧を表示している場合は、アクションペインで、[バックアップウィザード]の下にある[for Exchange Server]をクリックします。

  2. インフォメーションに表示されているメッセージを確認し、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

  3. 選択されているバックアップ構成を確認し、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

  4. バックアップ元のメールボックスサーバを選択し、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

    参考

    画面に表示されるサーバは、以下のすべての条件を満たすサーバです。

    • AdvancedCopy Managerの管理対象サーバとして、ETERNUS SFシステムに登録されている

    • 運用管理サーバを兼ねていないサーバである

    • サーバのOSが、Windows Server 2008以降である

  5. バックアップするメールボックスサーバ内のデータベースを選択し、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。

  6. バックアップ先のボリューム名を確認し、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
    バックアップ先のボリュームを変更したい場合は、[バックアップ先ボリュームを変更する]のチェックボックスを選択し、ドロップダウンでバックアップ先のボリュームを変更します。

  7. 表示される設定内容を確認し、画面右下の[実行]ボタンをクリックします。

    参考

    バックアップウィザードの実行によってバックアップ対象として登録されたトランザクションログファイル(.log)は、swsrpdevdisp_exchangeコマンドで確認できます。

    なお、バックアップ実行スクリプトでバックアップを行うと、バックアップ元ボリュームに存在する、選択したデータベースのすべてのトランザクションログファイルとチェックポイントファイルがバックアップされます。

  8. インフォメーションに以下メッセージが表示されたことを確認し、画面右下の[閉じる]ボタンをクリックします。

    Exchange Serverのバックアップ設定が完了しました。
    生成したスクリプトをWindowsのタスク・スケジューラなどのスケジューラに登録することで、自動的にバックアップを行うことが可能になります。

ポイント

ウィザードが完了すると、バックアップを実行するためのスクリプトファイルが、バックアップ元のメールボックスサーバに以下のファイル名で格納されます。このスクリプトファイルを運用時のフォルダにコピーし、手動またはOSのスケジューラーに登録し、バックアップを実行します。

installDir\Wizard\bat\execute_backup_dbName_date.bat

installDir : AdvancedCopy Managerエージェントをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。
dbName : ウィザードで選択したメールボックスサーバ内のメールボックスデータベース名またはパブリックフォルダーデータベース名です。
date : ウィザードを実行した日時(yyyymmddhhmmss形式)です。

また、バックアップを実行するためのスクリプトファイルと同時に、バックアップウィザードが設定したボリューム構成の登録を削除するためのスクリプトファイルが、バックアップ元のメールボックスサーバに以下のファイル名で格納されます。このスクリプトファイルを運用時のフォルダにコピーし、ボリューム構成が変更となった場合に、手動で実行し、登録したボリューム構成を削除します。

installDir\Wizard\bat\delete_backup_dbName_date.bat

installDir : AdvancedCopy Managerエージェントをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。
dbName : ウィザードで選択したメールボックスサーバ内のメールボックスデータベース名またはパブリックフォルダーデータベース名です。
date : ウィザードを実行した日時(yyyymmddhhmmss形式)です。

注意

バックアップスクリプトの生成中([実行]ボタンをクリックしたあと)は、ほかの処理が待たされることがあります。
このため、バックアップスクリプトの生成中は、ほかの処理を実行しないでください。

参考

データベース選択画面で[次へ]ボタンをクリックすると、メールボックスサーバおよびバックアップサーバのデバイス情報の取込み(注)を行います。このため、データベース選択画面で[次へ]ボタンをクリックした以降でバックアップウィザードをキャンセルした場合、バックアップウィザードで新たに検出したデバイス情報がAdvancedCopy Managerの管理情報に反映されたままとなります。
新たに検出されたデバイス情報がAdvancedCopy Managerの管理情報に存在してもバックアップウィザードの利用に影響はありませんが、デバイス情報をAdvancedCopy Managerの管理情報から削除するには、stgxfwcmdeldevコマンドを実行してください。stgxfwcmdeldevコマンドの詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「コマンドリファレンス」を参照してください。

注: デバイス情報の取込みに関する説明は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「レプリケーション運用」にある「管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照してください。