ETERNUS SF Manager(Windows版)の対話型インストールには、以下の2通りがあります。
デフォルトインストール
以下のインストール情報を使用するため、画面での入力作業を省略できます。
インストール先
プログラムディレクトリ、環境設定ディレクトリ、作業用ディレクトリともに、<システムドライブ>:\ETERNUS_SFを使用します。
通信サービスに用いるポート番号
以下に記載した、9個のポート番号を使用します。
サービス | 「ポート番号の登録」画面での表示名 | 使用する |
---|---|---|
Webコンソールサービス | ETERNUS SF Manager Apache service | 9855 |
通信サービス1 | Communications service 1 | 1226 |
通信サービス2 | Communications service 2 | 4917 |
リポジトリサービス | Repository service | 15432 |
内部で使用 | Internal Port 1 | 28005 |
Internal Port 2 | 28009 | |
Internal Port 3 | 28443 | |
Internal Port 4 | 24916 | |
Internal Port 5 (画面表示なし) | 24917 |
カスタムインストール
画面でインストール情報(インストール先、通信サービスに用いるポート番号)を入力しながら、インストールします。
注意
インストール後に、インストール先ディレクトリのリネーム、移動、および削除を行わないでください。
本製品のインストール過程で、「サービスとしてログオン」権限が付加された、OSのユーザーアカウントesfpostgresが作成されます。
esfpostgresアカウントは、ETERNUS SF Manager Postgres Serviceの起動アカウントであり、ETERNUS SFシステムの動作に必要なアカウントです。このため、パスワード以外の変更やアカウントの削除を行わないでください。パスワードを変更する場合は、「4.1.1.4 esfpostgresユーザーのパスワード変更手順」を参照してください。
Active Directory環境の場合、かつ、グループポリシーの「サービスとしてログオン」を定義して運用する場合は、「サービスとしてログオン」の定義にesfpostgresアカウントを追加してください。グループポリシーの操作についての詳細は、OSのマニュアルを参照してください。
Windows Server 2012以降への再インストールにおいて、ETERNUS SF Managerの以下のサービスのポート番号を変更する場合は、%SystemRoot%\system32\drivers\etc\servicesファイルに定義されている以下のサービス名を削除してから、再インストールしてください。
stgxfws
ETERNUS SF Manager(Windows版)の対話型インストール手順は、以下のとおりです。
作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
参考
使用するサーバ種別に対応するユーザーを指定してください。
サーバ種別 | 指定するユーザー |
---|---|
ドメインコントローラー | ドメインユーザー |
ドメイン所属マシン | ローカルユーザー |
WORKGROUP(ドメインに所属しない) |
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック (Windows 64bit版) マネージャープログラム (1/2)」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
以下の初期画面が表示されます。[Manager インストール]をクリックします。
インストールを中断する場合は、[終了]ボタンをクリックします。
「セットアップ言語の選択」画面が表示されます。インストール処理で使用する言語を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
インストール処理中は、ここで選択した言語が適用されます。
また、アンインストール処理中に表示される言語も、ここで選択した言語が適用されます。
参考
作業対象サーバのOSの言語が日本語の場合、セットアップ言語に“英語”を選択すると英語表示されますが、メッセージボックス内のボタン([はい]ボタン、[いいえ]ボタンなど)は日本語で表示されます。
以下の画面が表示されます。インストールを中断する場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されます。内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
「使用許諾契約」画面で、使用許諾の契約を行います。
表示されている内容を確認して、問題がない場合は、[使用許諾契約の全条項に同意します]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
「インストールオプション」画面で、インストールする機能およびオプションを選択します。
[ETERNUS SF Managerをインストールします]を選択します。
以下の情報を参考にして、選択してください。
インストール | 説明 |
---|---|
デフォルト | 「インストール先の指定」画面および「ポート番号の登録」画面においてインストール情報の設定を省略できるため、手順9~10が不要です。 このインストール方法は、上記2画面のデフォルトインストール情報に対して自動的に以下の項目をチェックします。
エラーを検出した場合は、警告ダイアログを表示します。 |
カスタム | 手順9以降の画面で、インストール情報の設定が必要です。 |
「インストール先の指定」画面で、インストール先を指定します。
デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は、[参照]ボタンをクリックし、インストール先ディレクトリを変更してください。すべてのディレクトリの指定が完了した後、[次へ]ボタンをクリックします。
ポイント
ディレクトリ名には、全角文字、日本語、空白(全角、半角)、および半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; # ' @ ( ) + 】を使用できません。
ディレクトリ名に指定できる文字数は、4~70文字です。
「ポート番号の登録」画面で、サービスに割り当てるポート番号を入力します。
最初に表示される値は、デフォルトです。運用に合わせて適切なポート番号を入力してください。
変更する場合は、1024~65535の範囲で入力してください。
Internal Port 5のポート番号を変更する場合は、%SystemRoot%\system32\drivers\etc\servicesファイルを手動で編集し、以下のサービス名と1024~65535の範囲で空いているポート番号を定義してください。
サービス名 | ポート番号/プロトコル | 使用目的 |
---|---|---|
astm | 24917/tcp | 以下の用途で使用します。 |
運用管理サーバ(自システム)のIPアドレスには、「3.1.6 IPアドレスの確認」で確認した、IPv4アドレスを指定します。
上記完了後、[次へ]ボタンをクリックします。なお、入力した値が使用されている場合は、本画面が再表示されます。
「ファイルコピーの開始」画面で、設定内容を確認します。
設定内容に誤りがなければ、[次へ]ボタンをクリックします。
設定内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックします。
コピー処理が開始されます。
コピー中は、[セットアップステータス]画面に、ファイルの転送状況が表示されます。
コピー処理が完了すると、システム構成が更新されます。システム構成の更新が完了するまで待ちます。
以下の画面が表示されます。インストール処理を終了するため、[完了]ボタンをクリックします。
インストールに使用したDVD-ROMを装置から取り出します。
以上で、ETERNUS SF Manager(Windows版)のインストールは終了です。
VMware連携を行う場合は、上記の作業に続いて、「3.1.8 ETERNUS VMwareサポートパッケージのダウンロード」でダウンロードしたETERNUS VMwareサポートパッケージをインストールしてください。インストール手順は、『ETERNUS VASA Provider ユーザーズガイド』を参照してください。