Storage Cluster環境で、以下の操作を実施できます。
ストレージ装置あたりのTFOV総容量の設定/表示
作成できる最大TFOグループ数を、2グループから32グループへ拡張
同方向のTFOグループの作成
ポイント
ETERNUS DX S4 series以外の装置に対して本機能を利用するには、対象装置のファームウェア版数をV10L70以降にする必要があります。
参照
詳細は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「Storage Cluster機能」を参照してください。
Webコンソールにおいて、以下の操作を実施できます。
ボリュームの容量拡張
拡張したボリュームのTFOグループへの追加
保守手順における、TFOペア解除およびTFOペア復旧の実行
これらの操作は、旧バージョンレベルではコマンド(ETERNUS CLI)を実行する必要がありました。本バージョンレベル以降はGUI(Webコンソール)で実施できるため、Storage Cluster機能を使ったストレージ運用の操作性が向上します。
参照
詳細は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「Storage Cluster機能」を参照してください。
RAID閉塞発生時の自動Failover機能
Storage Cluster環境でTFOステータスが"Active"で運用中のストレージ装置でRAID閉塞が発生した際、Failoverモードが"Auto"の場合に自動Failoverが行われます。
CAポートLinkdownによる自動Failover機能
Storage Cluster環境で以下のすべての条件を満たすTFOグループにおいて、Primary TFOグループのTFOステータスが"Active"で運用中にCAポートの故障または結線異常によってPrimary TFOグループに属するCAポートがすべてLinkdownした際、自動Failoverが行われます。
TFOグループに対してCAポートLinkdownによる自動Failover機能を利用する設定になっている
Failoverモードが"Auto"に設定されている
Failbackモードが"Manual"に設定されている
旧バージョンレベルでは、Failoverモードが"Auto"であっても手動Failoverを行う必要がありました。本バージョンレベル以降は自動Failoverが行われるため、保守作業の手順が旧バージョンレベルに比べて軽減します。
ポイント
ETERNUS DX S4 series以外の装置に対して本機能を利用するには、対象装置のファームウェア版数をV10L70以降にする必要があります。
参照
RAID閉塞時の保守手順は、『ETERNUS SF Storage Cruiser運用ガイド』の「Storage Cluster機能」の章にある「RAID閉塞」を参照してください。
CAポートLinkdownによる自動Failover機能の設定手順は、『ETERNUS SF Storage Cruiser運用ガイド』の「Storage Cluster機能」の章にある「導入」の「TFOグループの設定」を参照してください。
CAポートLinkdown時の保守手順は、『ETERNUS SF Storage Cruiser運用ガイド』の「Storage Cluster機能」の章にある「CAポートのLinkdown」を参照してください。