AdvancedCopy Manager CCMでは、CCMサーバからETERNUS ディスクアレイにアドバンスト・コピーを指示します。
アドバンスト・コピーを指示する方法には、以下の2種類があります。
SAN経由のコピー制御(以降、“SAN経由コピー制御機能”と記述します)
LAN経由のコピー制御(以降、“LAN経由コピー制御機能”と記述します)
SAN経由コピー制御機能およびLAN経由コピー制御機能を利用できる装置は、以下のとおりです。
装置名 | SAN経由コピー制御機能での運用 | LAN経由コピー制御機能での運用 | ||
---|---|---|---|---|
運用の可否 | 対応ファームウェア版数 | 運用の可否 | 対応ファームウェア版数 | |
ETERNUS DX S4 series | ○ | 全版数 | ○ | 全版数 |
ETERNUS DX60 S2 | ○ | 全版数 | × | - |
ETERNUS DX400 series | ○ | 全版数 | ○(注) | V20L71以降 |
ETERNUS AF series | ○ | 全版数 | ○ | 全版数 |
注: acarray add(ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)を-lanオプション付きで実行することはできません。
SAN経由コピー制御機能を利用する場合は、以下の図のように、ETERNUS ディスクアレイ内に、CCMサーバがアクセスできる論理ボリュームが必要です。この論理ボリュームを“アクセスボリューム”と呼びます。ETERNUS ディスクアレイの中の論理ボリュームを1つ、アクセスボリューム用として、CCMサーバに割り当てる必要があります。
図12.1 SAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例
LAN経由コピー制御機能を利用する場合は、アクセスボリュームが不要です。
図12.2 LAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例
参考
「表12.1 SAN経由コピー制御機能およびLAN経由コピー制御機能を利用できる装置」に示したように、LAN経由コピー制御機能を利用できる装置は、一部の機種に限られます。異なる装置が混在する環境では、同じ操作で環境設定・運用できるSAN経由コピー制御機能の利用を推奨します。