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ETERNUS SF Express 16.5 / Storage Cruiser 16.5 / AdvancedCopy Manager 16.5 クイックリファレンス
FUJITSU Storage

12.3.3 アドバンスト・コピー制御方式の決定

AdvancedCopy Manager CCMでは、CCMサーバからETERNUS ディスクアレイにアドバンスト・コピーを指示します。
アドバンスト・コピーを指示する方法には、以下の2種類があります。

SAN経由コピー制御機能およびLAN経由コピー制御機能を利用できる装置は、以下のとおりです。

表12.1 SAN経由コピー制御機能およびLAN経由コピー制御機能を利用できる装置

装置名

SAN経由コピー制御機能での運用

LAN経由コピー制御機能での運用

運用の可否

対応ファームウェア版数

運用の可否

対応ファームウェア版数

ETERNUS DX S4 series
ETERNUS DX S3 series
ETERNUS DX S2 series (DX60 S2を除く)

全版数

全版数

ETERNUS DX60 S2
ETERNUS DX60

全版数

×

ETERNUS DX400 series
ETERNUS DX8000 series

全版数

○(注)

V20L71以降

ETERNUS AF series
ETERNUS DX200F

全版数

全版数

注: acarray add(ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)を-lanオプション付きで実行することはできません。

SAN経由コピー制御機能を利用する場合は、以下の図のように、ETERNUS ディスクアレイ内に、CCMサーバがアクセスできる論理ボリュームが必要です。この論理ボリュームを“アクセスボリューム”と呼びます。ETERNUS ディスクアレイの中の論理ボリュームを1つ、アクセスボリューム用として、CCMサーバに割り当てる必要があります。

図12.1 SAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例

LAN経由コピー制御機能を利用する場合は、アクセスボリュームが不要です。

図12.2 LAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例

参考

表12.1 SAN経由コピー制御機能およびLAN経由コピー制御機能を利用できる装置」に示したように、LAN経由コピー制御機能を利用できる装置は、一部の機種に限られます。異なる装置が混在する環境では、同じ操作で環境設定・運用できるSAN経由コピー制御機能の利用を推奨します。