AdvancedCopy Managerは、複数のストレージ装置を管理できます。
また、AdvancedCopy Managerは、物理環境に加えて、サーバ仮想化環境にも対応しています。
ETERNUS ディスクアレイを利用する場合は、以下のようなシステム環境で運用できます。
図11.1 AdvancedCopy Managerの運用構成
AdvancedCopy Managerエージェントの導入は、「12.1 運用方式の決定」を参照して決定してください。
ETERNUS ディスクアレイのNAS管理
ETERNUS SFでは、運用管理サーバと管理LANで接続されたETERNUS ディスクアレイのNASファイルシステムを運用するための様々な機能を利用できます。
AdvancedCopy Managerは、NAS環境のバックアップ機能を提供します。
NAS環境の設定、管理、およびバックアップは、運用管理サーバまたはWebコンソールから実施します。
NAS環境の設定、管理の概要と運用方法は、『ETERNUS SF Express 運用ガイド』または『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の、「NAS管理」を参照してください。
NAS環境のバックアップの概要と運用方法は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「NAS環境のバックアップ」を参照してください。
Storage Cluster機能の対象ボリュームのバックアップ運用
AdvancedCopy Managerは、Storage Cluster機能の対象となっているボリューム(TFOV)のバックアップ機能を提供します。バックアップの概要と運用方法は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「TFOVを使ったアドバンスト・コピーの運用」を参照してください。
Storage Clusterコンティニュアスコピー機能
Storage Cluster環境において、Primaryストレージでアドバンスト・コピー実施中にFailoverが発生した場合、Primaryストレージが停止しても、Secondaryストレージで自動的にアドバンスト・コピーの処理を引き継いでコピー運用を継続できる機能を提供します。
AdvancedCopy Managerで本機能を利用する場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「Storage Clusterコンティニュアスコピー機能」を参照してください。
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleで本機能を利用する場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「Storage Clusterコンティニュアスコピー機能」を参照してください。
クラスタシステムへの導入
AdvancedCopy Managerの可用性を高めるには、クラスタシステムにAdvancedCopy ManagerマネージャーまたはAdvancedCopy Managerエージェントを導入し、冗長化します。
AdvancedCopy Managerマネージャーの導入
複数のAdvancedCopy Managerマネージャーで1つの運用システムを管理することはできません。
AdvancedCopy Managerエージェントの導入
クラスタシステムの論理ノード名(クラスタ業務ごとで一意の名称)を管理対象サーバとして登録してください。
クラスタシステムを構成するノード名を管理対象サーバとして登録すると、クラスタシステムを正しく管理できません。
参照
クラスタシステムへの導入方法は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』を参照してください。