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ETERNUS SF Express 16.5 / Storage Cruiser 16.5 / AdvancedCopy Manager 16.5 クイックリファレンス
FUJITSU Storage

12.1 運用方式の決定

AdvancedCopy Managerでは、以下の2種類の運用形態を利用できます。

以下の選択基準を参考に、運用形態を決定してください。

運用形態

選択基準

エージェント利用型運用

  • AdvancedCopy Managerエージェントの導入によって利用可能となる機能を利用したい場合
    世代管理機能を持つバックアップ機能/リストア機能、業務サーバのDBMSとの連携、ボリュームシャドウコピーサービス(VSS: Volume Shadow copy Service)との連携など、エージェントレス型運用より高度な運用を行いたい場合です。

エージェントレス型運用

  • 業務サーバの台数が多く、運用環境の構築にかかるコストを抑えたい場合や運用を早く開始したい場合

  • AdvancedCopy ManagerマネージャーやAdvancedCopy Managerエージェントが、業務サーバにインストールされているOSをサポートしていない場合

  • 業務サーバにAdvancedCopy Managerエージェントを導入できない場合
    例えば、運用方針によって業務アプリケーション以外のソフトウェアを導入することが許されていない場合や、本製品の排他ソフトウェアがすでにインストールされている場合などです。

  • 業務サーバのメンテナンス作業を軽減したい場合
    例えば、本製品のパッチ適用作業を行いたくない場合です。

注意

1つの運用システムでエージェント利用型運用とエージェントレス型運用を併用できますが、併用する場合、それぞれの運用形態でコピー対象領域が重ならないように運用してください。
2つの運用形態でコピー対象領域が重なっていると、お互いの運用形態の操作で、ディスク内のデータを破壊してしまう可能性があります。

参照

AdvancedCopy Managerの排他ソフトウェアは、『ETERNUS SF 導入ガイド』の以下の箇所を参照してください。

  • エージェント利用型運用の場合

    「ETERNUS SF Managerの動作環境」および「AdvancedCopy Managerエージェントの動作環境」

  • エージェントレス型運用の場合

    「AdvancedCopy Manager CCMの動作環境」