AdvancedCopy Managerでは、以下の2種類の運用形態を利用できます。
エージェント利用型運用
ETERNUS SF ManagerおよびAdvancedCopy Managerエージェントを導入します。
ETERNUS SF Managerは、AdvancedCopy Managerマネージャーとしてセットアップする必要があります。
業務アプリケーションが動作するサーバ(以降、“業務サーバ”と記述します)のアプリケーションと連携してデータをコピーできます。コピー処理の前後でスクリプトが動作する機能を提供しているため、運用ポリシーに合わせてスクリプトをカスタマイズすることで、柔軟かつ最適な運用を実現できます。
エージェントレス型運用
AdvancedCopy Manager CCMを導入します。
AdvancedCopy ManagerマネージャーおよびAdvancedCopy Managerエージェントのインストールが不要なため、エージェント利用型運用に比べて、短時間で運用を開始できます。
また、AdvancedCopy Manager CCMを導入したサーバですべての操作を行うため、業務サーバのOSを意識せずに運用できます。
ディスク単位でコピーするため、パーティションやスライス単位でコピーするエージェント利用型運用に比べて、より多くの容量がコピー先の資源に必要です。
また、業務サーバ上のアプリケーションと連携せずにデータをコピーするため、利用者が、コピー対象のデータ整合性を意識して運用する(例えば、データの静止点を作ってからコピーする)必要があります。
以下の選択基準を参考に、運用形態を決定してください。
運用形態 | 選択基準 |
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エージェント利用型運用 |
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エージェントレス型運用 |
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注意
1つの運用システムでエージェント利用型運用とエージェントレス型運用を併用できますが、併用する場合、それぞれの運用形態でコピー対象領域が重ならないように運用してください。
2つの運用形態でコピー対象領域が重なっていると、お互いの運用形態の操作で、ディスク内のデータを破壊してしまう可能性があります。
参照
AdvancedCopy Managerの排他ソフトウェアは、『ETERNUS SF 導入ガイド』の以下の箇所を参照してください。
エージェント利用型運用の場合
「ETERNUS SF Managerの動作環境」および「AdvancedCopy Managerエージェントの動作環境」
エージェントレス型運用の場合
「AdvancedCopy Manager CCMの動作環境」